アルビス・オヘイダ

アルビス・エンリケ・オヘイダ

アルビス・エンリケ・オヘイダ（Alvis Enrique Ojeda）は1983年9月23日に生まれた、かつて活躍したベネズエラ出身のプロ野球選手です。彼は主に投手として知られ、右投右打の選手でした。日本プロ野球の阪神タイガースで育成選手としてのキャリアを持つ一方、メジャーリーグやマイナーリーグでもプレーしていました。

経歴

プロ入りとドジャース傘下時代

オヘイダは2001年にアマチュアフリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約を結び、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。彼のデビューは同年のルーキー級、ベネズエラン・サマーリーグ・ドジャースで行われました。その後、2002年にはドミニカン・サマーリーグ・ドジャースに所属し、12試合に登板して7勝4敗、防御率1.79、72奪三振という素晴らしい成績を残しました。

2003年にはガルフ・コーストリーグ・ドジャースに昇格し、リリーフ投手として21試合に出場。44.2回の投球で4勝0敗、防御率1.81、WHIP1.10という好成績を達成しました。特にシーズン終盤の17イニングを無失点に抑え、そのうちの最後の5イニングでは無安打という素晴らしい投球を見せました。

その後、2004年にはA級コロンバス・キャットフィッシュに昇格し、7勝1敗、先発としても1勝1敗を記録。2005年にはA+級ベロビーチ・ドジャースで5勝1敗、防御率3.36という成績をマークしました。2006年にはAA級ジャクソンビル・サンズで30試合に出場し、7勝3敗、防御率2.95を記録するなど、彼の成績は年々向上しましたが、2007年には4勝7敗、防御率5.65と苦戦を強いられました。契約後の10月29日、オヘイダはフリーエージェントとなりました。

阪神タイガース時代

2008年2月、オヘイダは日本に渡り、阪神タイガースの春季キャンプに参加しました。アーロム・バルディリスと共にテスト生として契約し、身体能力の高さが評価され育成選手として登録されました。背番号は122が与えられました。

ウエスタン・リーグではリリーフとして12試合に登板し、防御率1.45という好成績を収めました。しかし、左手首の故障に見舞われ、6月10日以降の実戦登板は叶わず、7月23日に球団から契約を解除されることとなりました。その後、彼は母国ベネズエラのウィンターリーグ、リーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルでプレーしましたが、これが彼の選手としての最後の活動となり、引退を決意しました。

詳細情報

オヘイダは一軍公式戦には出場しなかったものの、彼のキャリアは多くの若手選手の道しるべとなるものでした。背番号は122で、若い才能として期待されていましたが、怪我により思うように力を発揮できなかったことが惜しまれます。彼の名はベネズエラ人の選手ながら、日本のプロ野球界でも少なからず記憶されることでしょう。

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