アルヘニス・メンデス

アルヘニス・メンデス

アルヘニス・メンデス（本名：Argenis Alexander Méndez Zapata、1986年7月3日生まれ）は、ドミニカ共和国出身のプロボクサーであり、元IBF世界スーパーフェザー級王者として名を馳せています。

来歴

アマチュア時代

メンデスは、2003年のパンアメリカン競技大会にてバンタム級に出場し、初戦で著名な選手ギレルモ・リゴンドウに敗れてしまいました。翌年の2004年にはアテネオリンピックのアメリカ大陸予選で準決勝に進みましたが、ファン・マヌエル・ロペスに敗北。その後、アメリカ大陸最終予選で勝利を収め、オリンピックへの出場権を得ます。6月には世界ジュニア選手権でフェザー級に出場し、銀メダルを獲得しました。アテネオリンピックではバンタム級で出場するも、初戦で敗退。それでも、2005年には世界選手権に出場するも再び敗退するなど、波があるキャリアを辿ります。

プロ時代

プロボクシングキャリアは2006年に始まりました。12月のデビュー戦で早々とKO勝ちを収め、その後も順調に勝ち星を重ねていきます。2007年2月にはニューヨークで行われた試合に勝利し、アメリカ東海岸への拠点移動を果たしました。彼のキャリアの中でも、特に印象的だったのは2010年に獲得したUSBA全米スーパーフェザー級王座です。これにより、さらなる注目を集めました。

2011年には、IBF世界スーパーフェザー級王者カシウス・バロイと戦い、ダウンを奪って判定勝ちを収めたことで、フアン・カルロス・サルガドへの挑戦権を得ます。その後、サルガドとの対戦で敗北するものの、再戦では初回にダウンを奪い、そのままKO勝ちを収め、ついに王座を獲得しました。

初防衛戦ではアラシュ・ウズマニーに引き分けという結果となりましたが、その後の試合では再び王座を守るために挑戦を続けます。2014年にはランセス・バルテレミーとの試合でKO負けを喫し、一度は王座を失ったものの、試合が無効となり王座が返還されるなど、波乱の展開が続きました。

再びバルテレミーとの再戦では判定負けを喫し、実質的に王座から陥落する結果となります。その後も試合を重ねながら、新たな挑戦者と戦い続け、2016年にはロバート・イースター・ジュニアとの強豪選手と対戦しましたが、TKO負けを喫し、キャリアの中でいくつかの厳しい瞬間を経験しました。

獲得タイトル

• - USBA全米スーパーフェザー級王座
• - IBF世界スーパーフェザー級王座（防衛2回）

アルヘニス・メンデスはそのキャリアを通して数々の名勝負を繰り広げ、多くのファンの心を掴んできました。彼の戦いは、ボクシング界における彼の存在感を示しています。今後の活躍にも注目が集まります。

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