アル・サッド

アル・サッド・スポーツクラブ概要

アル・サッド・スポーツクラブ（英語: Al-Sadd Sports Club）は、カタールの首都ドーハに拠点を置く多目的スポーツクラブです。サッカーを中心にフットサル、ハンドボール、陸上競技、バスケットボール、卓球、水泳、バレーボールなど、多岐にわたるスポーツ活動を展開しています。また、文化的な活動も行いながら地域社会に貢献しているクラブでもあります。

クラブのスローガンは初めは白色でしたが、後に黒色も加わり、現在では白と黒のカラーがクラブフラッグに表されています。クラブは「Al Zaeem（ザ・ボス）」や「Al Dheeb（ザ・ウルフ）」といった愛称でも親しまれています。特にサッカーの分野では、カタールプロサッカーリーグ（カタール・スターズリーグ）に参加し、数多くのタイトルを獲得しており、カタールを代表する強豪クラブとしての地位を確立しています。

歴史

アル・サッドSCは1969年10月21日に設立され、創設にあたってはドーハの学生たちが中心となりました。当初は数クラブから入団を拒否され、新たにクラブを設立することを決意しました。その後、1971-72シーズンにはカタール・スターズリーグで初の優勝を果たし、その後も多くのタイトルを獲得。1970年代と1980年代には、アル・アラビやアル・ラーヤンとともにカタールリーグのトロフィーを多く手にしました。

1980年代もまた、アル・サッドにとって名誉ある時代であり、連続でリーグ優勝のタイトルを獲得しました。その後の1990年代、2000年代にはさらに国際的な成功を収めるようになります。特に2011年にはAFCチャンピオンズリーグでの優勝を果たし、カタールリーグのクラブとして初めてFIFAクラブワールドカップにも出場。準々決勝ではチュニジアのエスペランスに勝利するなど、輝かしい成果を残しました。

近年の活動

2010年代後半から2020年代にかけて、アル・サッドはシャビ・エルナンデスという元スペイン代表選手を監督に迎え入れました。シャビ監督の下、チームは再び強化され、国内リーグで無敗優勝を達成。さらに、カタールカップやアミールカップといった国内タイトルも獲得し、しっかりとした実績を残しました。2021年には新たな指揮官としてハビ・グラシアが就任し、更なる高みに向けてチームを導いています。

タイトル

アル・サッドはこれまでに、カタール・スターズリーグを17回、アミールカップを18回、国際タイトルではAFCチャンピオンズリーグを1回制するなど、多くの栄冠を手にしています。これにより、カタール国内での確固たる地位を確立するとともに、アジアのサッカー界でも著名なクラブとしての地位を維持しています。

まとめ

アル・サッド・スポーツクラブは、スポーツを通じて地域社会との絆を深め、優れた成果を上げ続けているクラブです。サッカー部門は特に強く、数々の栄光を手にしており、今後のさらなる活躍が期待されています。

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