アレクシスオンファイア

アレクシスオンファイア (Alexisonfire)

アレクシスオンファイアは、カナダのオンタリオ州セントキャサリンズで結成された、ポスト・ハードコアバンドです。カナダのスクリーモシーンにおいてカリスマ的な人気を博し、リリースしたアルバムは全てチャート上位にランクインするなど、絶大な支持を集めています。

バンドの軌跡

2001年、ジョージ・ペティット、クリス・スティール、ウェイド・マクニール、ダラス・グリーン、ジェシー・インジェレビックスの5人によってバンドは結成されました。

2002年9月には、バンド名を冠した1stアルバム「Alexisonfire」をリリース。その高い完成度で、瞬く間に評価を確立しました。

2004年6月、2ndアルバム「Watch Out!」を発表。カナダのアルバムチャートで初登場6位を記録し、同年11月には初の日本公演も実現しました。

2006年8月には、3rdアルバム「Crisis」をリリース。自身初となるカナダアルバムチャート1位を獲得し、全米ビルボードアルバムチャートでも189位を記録しました。

2009年6月、4thアルバム「Old Crows / Young Cardinals」を発表。カナダアルバムチャートで初登場2位、全米ビルボードアルバムチャートで81位を記録するなど、その人気は留まることを知りません。

2010年10月には、HR/HM系フェス「LOUD PARK 2010」に出演し、6年ぶりの来日公演を果たしました。

しかし、2011年にはダラス・グリーンがサイドプロジェクトに専念するため脱退を発表。2012年のライブツアーをもってバンドは解散することとなりました。ギタリストのウェイド・マクニールは、その後ギャロウズにボーカルとして加入しています。

解散について、ジョージ・ペティットはバンド内の方向性の違いによる不和があったことを示唆しつつも、「それでも、このバンドのメンバーはぼくにとっては家族の一員」と語っています。ラストツアーは、カナダ、イギリス、オーストラリア、ブラジルを15ヶ月に渡って巡り、多くのファンに惜しまれながら活動を終了しました。

しかし、解散後も未発表音源やライブ音源などを配信し続け、2015年には活動を再開。再びその姿をファンに見せています。

メンバー

ダラス・グリーン (Dallas Green)：ボーカル/リズムギター/ピアノ (2001– )。City And Colour名義でソロ活動も行っています。
ジョージ・ペティット (George Pettit)：ボーカル（スクリーム） (2001– )。Black Lungsというバンドでベースを担当しています。
ウェイド・マクニール (Wade MacNeil)：リードギター (2001– )。ジョージと共にBlack Lungsでも活動しており、こちらではボーカルを担当。
クリス・スティール (Chris Steele)：ベース (2001– )
ジョーダン・ヘイスティングス (Jordan "Ratbeard" Hastings)：ドラムス (2005– )

旧メンバー

ジェシー・インジェレビックス (Jesse Ingelevics) - ドラムス (2001–2005)

ディスコグラフィー

アルバム

Alexisonfire (2002)
Watch Out! (2004)
Crisis (2006)
Old Crows / Young Cardinals (2009)

EP

The Bled/Alexisonfire Split
Accidents/No Transitory
Math Sheet Demos (2002)
Pink Heart Skull Sampler (2002)
Brown Heart Skull Sampler (2004)
The Switcheroo Series: Alexisonfire vs. Moneen (2005)
Boiled Frogs 7" BBC Radio 1 Sessions (2006)
Dog's Blood (2010)


アレクシスオンファイアは、その音楽性のみならず、メンバーそれぞれの個性や活動、そしてバンドの紆余曲折を経たストーリーが、多くのファンを惹きつけています。今後の活動にも注目が集まります。

もう一度検索