ギャロウズ

ギャロウズ (Gallows)

ギャロウズは、イギリスのハートフォードシャー州出身のハードコア・パンクバンドです。2005年に結成され、2019年以降は活動休止期間に入っています。

サウンドの特徴

ギャロウズの音楽は、1970年代のイギリスのパンクバンド、特にストラングラーズを彷彿とさせるサウンドを基盤としています。しかし、彼らのサウンドは単なる懐古主義に留まらず、北米のハードコアパンクよりも実験的でメロディックな要素を取り入れている点が特徴です。ブラック・フラッグなどの初期ハードコアパンクや、スウェーデンのリフューズドからの影響も指摘されています。

バンドの歴史

2005年: バンド結成。自主制作CD-R『Demo 2005』を作成し、活動を開始。
2006年: In at the Deep End Recordsよりファースト・アルバム『Orchestra of Wolves』をリリース。レコーディング直前にギタリストが脱退し、代わりにプロデューサーがギターを担当。
2007年: Holy Roar Recordsより、自主制作CD-Rを再編集した7インチ版『Demo 2007』を限定リリース。South by Southwest Music Festival (SXSW) 2007に出演。
2007年: バッド・レリジョンのブレット・ガーヴィッツがアルバムに注目し、ブラック・フラッグのカバー曲を追加してEpitaph Recordsから再発。Black Envelope Recordsよりファースト・シングル「Abandon Ship」をリリース。ダウンロード・フェスティバルやワープド・ツアーに出演。Kerrang! Award 2007 Best British Newcomerを受賞。レディング・フェスティバルに出演し、ステージ上でタトゥーを入れるパフォーマンスも行いました。ワーナーミュージック・ジャパンから日本盤アルバム『オーケストラ・オブ・ウルヴス』をリリースし、初来日も果たしました。
2008年: レコーディングのため、パンクスプリング 08’への出演をキャンセル。
2009年: ガース・リチャードソンのプロデュースによるセカンド・アルバム『Grey Britain』をワーナーよりリリース。
2011年: ボーカルのフランク・カーターが脱退。その後、新バンド「ピュア・ラヴ」を結成するも解散。後に「フランク・カーター&ザ・ラトルスネークス」を結成し、ハードコアに回帰。アレクシスオンファイアのギタリスト、ウェイド・マクニールが新ボーカリストとして加入。EP盤『Death Is Birth』をリリース。
2012年: アルバム『ギャロウズ』をリリース。
2013年: ギタリストのステフ・カーターが脱退し、4人体制で活動を継続。
2015年: アルバム『Desolation Sounds』をリリース。

メンバー

現メンバー

ローレン・バーナード (Laurent Barnard) - ギター、バック・ボーカル
スチュアート・ギリ・ロス (Stuart Gili-Ross) - ベース、バック・ボーカル
リー・バラット (Lee Barratt) - ドラム、パーカッション
ウェイド・マクニール (Wade MacNeil) - ボーカル

旧メンバー

パウロ・ラヴェンチャー (Paulo Laventure) - ギター、バック・ボーカル
フランク・カーター (Frank Carter) - ボーカル
ステフ・カーター (Steph Carter) - ギター、バック・ボーカル

※フランクとステフは実の兄弟。

ディスコグラフィ

アルバム

Orchestra of Wolves (2006年)
Grey Britain (2009年)
Gallows (2012年)
Desolation Sounds (2015年)

デモ&EP

Demo 2005 (2005年)
Demo 2007 (2007年)
Death Is Birth (2011年)
Bonfire Season (2015年)

外部リンク

公式ウェブサイト（アーカイブ）
公式マイスペース
ワーナーミュージック・ジャパンによるアーティスト紹介
* ギャロウズ - Discogs

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