アレナ・メヒコ

アレナ・メヒコ

アレナ・メヒコは、メキシコシティに位置する重要な屋内競技場であり、特にルチャリブレ（メキシコのプロレス）においてその名を知られています。この競技場は1956年4月27日に開場し、かつてのアレナ・モデロの後継として誕生しました。現在、アレナ・メヒコはCMLL（メキシコ・ルチャ・リブレ・リーグ）の本拠地として親しまれています。また、アレナ・コリセオと並んで「ルチャリブレの二大聖地」とも称されており、数多くの日本人プロレスラーがここで試合を行ったことでも知られています。

歴史の中のアレナ・メヒコ

アレナ・メヒコは、1968年にはメキシコシティオリンピックでボクシング試合の会場としても使われ、その後はビッグマッチが続々と開催されています。現在では、毎週火曜日と金曜日にCMLLによる定期的なルチャリブレ大会が行われ、国内外から訪れるファンで賑わっています。

1985年には大規模なメキシコ地震が発生し、この競技場も一部が被害を受けましたが、その後しっかりと修復され、メキシコのプロレス界における重要な場所としての役割を果たしています。その後も、リーガ・エリーテや新たに設立された闘龍門MEXICOなど、他の団体による興行も行われ、多様なイベントが開催されています。

2013年にはルチャリブレの80周年を記念して、競技場の玄関ホールにルチャリブレをテーマにした大きな壁画が設置され、さらに2017年5月には客席の一部改装が行われ、大型ビジョンに向かう位置にスポーツバー兼グリル「Freedom」がオープンしました。これにより、訪れるファンは試合を観戦しながら快適に食事を楽しむことができるようになっています。

アクセス情報

アレナ・メヒコへはアクセスも容易で、メキシコシティの地下鉄を利用するのが便利です。地下鉄1号線のクワウテモック駅、または3号線のバルデラス駅から徒歩圏内に位置しています。このアクセスの良さも、毎週多くの観客が足を運ぶ理由の一つです。

ルチャリブレの文化

アレナ・メヒコでは、ルチャリブレだけでなく、ボクシングなど他の格闘技イベントも楽しめるため、幅広いスポーツファンに愛されています。また、同じ場所で新日本プロレスワールドが金曜定期戦を配信するなど、国際的な交流も進んでいます。さらに、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター、トルクーヤはアレナ・メヒコ出身という設定である点も、文化的な繋がりを感じさせます。

アレナ・メヒコは、歴史的な背景と文化の深さを持つ特別な場所として、これからも多くの人々に支持され続けることでしょう。

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