アロマカフェ

アロマカフェの競走馬としての旅路

アロマカフェ（英名：Aroma Cafe）は、2007年3月9日に誕生した日本の競走馬で、2010年には重賞で初勝利を果たしました。馬名は「香り」という意味を持ち、個性豊かな名前にふさわしい競走人生を送りました。

競走成績の概要

2歳時（2009年）

アロマカフェは2009年12月20日に中山芝1600mの新馬戦でデビューしました。レースを重ねる中で4着という結果に終わりましたが、その後は挙動が改善し、3歳になってからの活躍が期待されました。

3歳時（2010年）

2010年に入り、初戦では未勝利戦で4着と惜しくも勝利には届かなかったものの、続く中京の未勝利戦では2着に入るなど徐々に調子を上げていきます。そして、不良馬場の中、2月27日に行われた中山の未勝利戦で待望の初勝利を収めました。

その後、アロマカフェは重賞に挑戦し、始めて出走したスプリングステークスでは6着と奮闘。続く4月の山藤賞でも再び不良馬場の中で勝利を挙げ、さらに注目の存在となります。青葉賞では12番人気ながら4着と優れた走りを見せ、ラジオNIKKEI賞ではクォークスターを僅差で抑えて、重賞初勝利を飾りました。

夏場には休養を取り、秋にはセントライト記念に出走し3着を確保。菊花賞へとつながる優先出走権を獲得しましたが、10月24日の菊花賞では11着という結果に終わります。

4歳時（2011年）

4歳に進んでからは思うような結果が出ず、2月の中山記念で8着、5月の新潟大賞典では12着と惨敗続きとなります。以降も出走するものの、なかなか勝利を手に入れることができませんでした。特にエプソムカップでは先行しながら11着と厳しい結果が続き、準オープン降格を余儀なくされます。

5歳時（2012年）

この年も低迷が続き、アメジストステークスで11着、スピカステークスや名古屋城ステークスでも不振が続きました。しかし、秋にはながつきSでダート戦に挑むものの、15着と残念な結果となり、勝てないレースが続く状況が続きました。

6歳時（2013年）

2013年に入り、アメジストステークスとスピカステークスではそれぞれ2着と3着と好走しますが、またしても勝利はお預け。その後11月のウェルカムステークスにて遂に久々の勝利を手にしました。

7歳以降（2014年-2016年）

その後、2014年から2016年にかけても勝利を得ることができず、2016年のリゲルステークスを最後に現役を引退しました。

引退後の活動

2017年、アロマカフェは優駿スタリオンステーションで種牡馬としての人生をスタートさせました。2018年には7頭、2019年には3頭の産駒を残しましたが、重い病により2019年3月10日に逝去しました。

その後、2020年10月にはアロマカフェの産駒オジョウハルハナが川崎競馬で初勝利を挙げ、2021年にはカフェアヴニールがJRAで勝利を収めました。

血統の概要

アロマカフェは小岩井農場が輸入した基礎牝馬の一頭であり、その血統には名牝であるブロケードが関連しているなど、素晴らしい血統背景が存在します。雄大な血統は、彼の産駒たちにも良い影響を与えていくことが望まれます。

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