アンセム-2002 FIFA World Cup 公式アンセム

アンセム〜2002 FIFAワールドカップ公式アンセム

この作品『アンセム〜2002 FIFA World Cup 公式アンセム』は、2002 FIFAワールドカップの公式アンセムが収められたマキシシングルです。ヴァンゲリスが手掛けたこの楽曲は、ワールドカップの記憶と共に多くの人々に愛される楽曲となりました。

オリジナル盤のリリース

2002年3月27日にソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから発売されたこのマキシシングルは、規格品番SICP-102で販売されました。ヴァンゲリスによって書き下ろされたこのアンセムは、2002年のワールドカップに特化して制作されたもので、FIFA公式のテーマソングとして採用されました。この楽曲は、大会関連のテレビ番組などで頻繁に放送され、特に日本では2002年のオリコンシングルチャートで最高5位を記録し、20週にわたりチャートに登場しました。

収録曲

このマキシシングルには2つのバージョンが収録されています。
1. アンセム〜2002 FIFAワールドカップ™公式アンセム（オーケストラ・バージョン）（4:32）
作曲、編曲、シンセサイザー演奏はヴァンゲリスが担当し、ブレイク・ニーリーが指揮するロンドン・メトロポリタン・オーケストラの演奏が特徴です。打楽器には鼓童（和太鼓）や金徳洙（サムルノリ）が加わっています。
2. アンセム〜2002 FIFAワールドカップ™公式アンセム（シンセ・バージョン）（3:31）
こちらも作曲・編曲はヴァンゲリスで、シンセサイザー演奏が施され、打楽器は同様の組み合わせとなっています。

補足情報

正式リリースに先駆けて、関連業界向けに配布されたサンプル盤も存在します。このサンプル盤には、音色の少ないプロモ・シンセサイズ版が収録されており、テレビ番組のスポーツコーナーで多く使用されました。公式版のフルオーケストラ・バージョンの収録はなく、ライナーノーツには「制作中」との記載のみがありました。

takkyu ishino remix盤

さらに、2002年4月24日には石野卓球によるリミックスが施されたマキシシングルも発売されました（規格品番KSCP-924）。このリミックスには、以下の2曲が収録されています。
1. ANTHEM takkyu ishino remix（radio edit）（3:36）
作曲および電子キーボード演奏はヴァンゲリスが行い、リミックスは石野卓球によるものです。
2. ANTHEM takkyu ishino remix（5:14）
同様に、ヴァンゲリスのオリジナルを基に、より長いバージョンがリリースされました。

このリミックスは、同年5月30日にDJ向けの45回転LPとしても発売されました。

その他のバージョン

また、JS16によるリミックス・バージョンも存在します。日本国内盤では公式アルバムにラジオ用エディットが収録されるにとどまりましたが、欧州盤ではマキシシングルとしても発売されました。このバージョンはスタジアムでのハーフタイムに過去の名場面とともに流され、観客を熱狂させました。

まとめ

以上のように、『アンセム〜2002 FIFAワールドカップ公式アンセム』は、ヴァンゲリスが作曲した多様なバージョンを持つ名曲です。様々な媒体で使用され、サッカーファンにとって忘れられない楽曲となっています。

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