アンデシュ・ファンネメル

アンデシュ・ファンネメル（Anders Fannemel）は、1991年5月13日生まれのノルウェーのスキージャンプ選手です。ソグン・オ・フィヨーラネ県Hornindal出身です。

ファンネメルは幼少期にバイアスロンに親しみましたが、2004年からスキージャンプに転向しました。2007年9月8日、スウェーデンのファルンで開催されたFISカップで国際大会にデビューし、30位となりました。翌2008年10月12日には、スイスのアインジーデルンで開催されたFISカップで優勝を果たしました。

2009年8月23日、ノルウェーのリレハンメルで開催されたスキージャンプ・コンチネンタルカップで初優勝。同年12月5日には、同じくリレハンメルで開催されたスキージャンプ・ワールドカップに開催国枠で初出場し、10位という好成績を収めました。

2011年のノルディックスキージュニア世界選手権では、個人戦で4位、団体戦で3位に入賞。2012年2月11日のワールドカップ団体戦では優勝し、その直後に行われた2012年スキーフライング世界選手権では、自己最長となる244.5mを記録しました。

2012年11月25日のリレハンメル大会では、ワールドカップ自己最高位となる2位を獲得。シーズン総合では26位となりました。2014年ソチオリンピックでは、ノーマルヒルで15位、ラージヒルで5位入賞を果たし、団体では4位となりました。

2014-2015シーズンはファンネメルにとって飛躍のシーズンとなりました。2014年12月13日にロシアのニジニ・タギルで開催された試合でワールドカップ初勝利を挙げると、2015年2月8日にはドイツのティティゼー＝ノイシュタットで2勝目を挙げました。さらに、2015年2月15日にヴィケルスンジャンプ競技場で行われたフライングワールドカップでは、251.5mのジャンプを成功させ、前日にペテル・プレヴツが記録した250.0mの世界最長記録を更新しました。ただし、この試合のトータルでは2本目に飛距離が伸びず2位となりました。この年の世界選手権では、団体戦で金メダルを獲得しました。

2016年スキーフライング世界選手権および2017年ノルディックスキー世界選手権では、それぞれ団体戦でメダルを獲得しました。2019年7月、練習中に転倒し膝を負傷しました。

ファンネメルの家族もスポーツに深く関わっています。3人兄弟のうち、姉のエリーネと双子の兄弟アイナールは共にバイアスロン選手であり、2人のいとこであるロレンツとブレーデもスキージャンプ選手として活躍しています。

アンデシュ・ファンネメルは、数々の国際大会で目覚ましい成績を残し、スキージャンプ界にその名を刻んだ選手です。

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