アントニス・フォツィス(Antonis Fotsis、
1981年4月1日 - )は、
ギリシャの
アテネ出身のプロ
バスケットボール選手です。ポジションは主に
パワーフォワードを務めました。身長209cm、体重113kgの恵まれた体格を活かしたプレーが特徴です。
選手経歴
フォツィスは
1996年にイリシアコスでプロデビューを果たし、15歳という若さでその才能を発揮しました。翌1997年には、
ギリシャの名門パナシナイコスBCへ移籍し、チームの黄金時代を支える一員となります。パナシナイコスでは、
1998年からのA1リーグ3連覇を含む4度の優勝、そして
2000年の
ユーロリーグ優勝に大きく貢献しました。また、
1998年にはU-18欧州選手権で3位入賞も経験しています。
2001年、フォツィスはNBAドラフトで
メンフィス・グリズリーズから全体48位(2巡目)で指名を受け、NBAに挑戦することになりました。しかし、NBAでは28試合の出場にとどまり、1シーズンでチームを退団しました。
その後、フォツィスは
ギリシャへ帰国し、古巣のパナシナイコスBCに復帰しました。
2003年にはスペインの強豪レアル・マドリードへ移籍し、
2005年には
リーガACB優勝を果たしました。
2005年にはロシアの
MBCディナモ・モスクワへ移籍し、
2006年のULEBカップ優勝に貢献しました。
ギリシャ代表としての活躍
フォツィスは、
ギリシャ代表としても数多くの国際大会に出場し、輝かしい成績を残しています。地元開催となった
アテネオリンピックに出場したほか、
2005年の欧州選手権では優勝を経験、
2006年の世界選手権では準優勝メンバーの一員となりました。また、2008年の北京オリンピックにも出場しています。
アントニス・フォツィスは、その卓越した
バスケットボールスキルと国際舞台での豊富な経験により、
ギリシャバスケットボール界を代表する選手の一人として広く知られています。