アンドリュー・エリス

アンドリュー・エリス（Andrew "Andy" Michael Ellis）

ニュージーランド出身の元ラグビーユニオン選手。

1984年2月21日、ニュージーランド南部の都市クライストチャーチで生を受けた。フィールド上での主な役割はスクラムハーフ（SH）。身長182cm、体重90kgの体格を持ち、「アンディ」の愛称で親しまれた。世界選抜チームの一員に選出された経験も持つ。

経歴

クライストチャーチ市内のバーンサイドハイスクールを卒業後、リンカーン大学に進学。大学在学中の2005年には、ラグビーニュージーランド21歳以下代表に選ばれ、同年には国内州代表対抗戦であるエアニュージーランドカップ（現在のITM CUP）にカンタベリー州代表として出場し、その才能を開花させた。

プロキャリアは、世界最高峰リーグの一つ、スーパーラグビー（加入当時はスーパー14）に参加する地元チーム、クルセイダーズでスタートした。2006年にチームに加わると、それまでスクラムハーフの定位置を守っていたケヴィン・セニオ選手との熾烈なポジション争いを制し、レギュラーの座を獲得。シーズンを通じて主力として活躍したが、プレーオフのセミファイナルで負傷し、残念ながらファイナルへの出場は叶わなかった。

同年、ニュージーランド代表であるオールブラックスに初めて招集され、イングランド代表とのテストマッチで代表デビューを果たした。2007年にはラグビーワールドカップフランス大会の代表メンバーに選出される栄誉を得るとともに、ジュニアオールブラックスにも選ばれている。ニュージーランドラグビー界で着実にキャリアを積み上げた。

2015年には、日本のトップリーグに所属する神戸製鋼に加入することが発表された。同年11月15日に行われたジャパンラグビートップリーグ開幕戦、キヤノンイーグルスとの対戦では、スターティングメンバーとしてピッチに立ち、日本での公式戦デビューを飾った。神戸製鋼の主要選手として活躍を続けたが、2020年に同チームを退団した。

その後、2021年にはアメリカ合衆国のリーグ、メジャーリーグラグビー（MLR）に参加するラグビー・ユナイテッド・ニューヨークへの加入を発表し、活躍の場を北米へと移した。

受賞歴・エピソード

日本でのプレー期間中には、その優れたパフォーマンスが評価され、2018-19シーズンのトップリーグベスト15に選出された。

プレースタイルやブロンドの長髪という外見から、同じスクラムハーフで元オールブラックス、クルセイダーズのレジェンドであるジャスティン・マーシャルと比較されることが多かった。

関連項目

クルセイダーズ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
ラグビー・ユナイテッド・ニューヨーク
ラグビーニュージーランド代表

出典・外部リンク（省略）

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