アンドレ・スクラブ

アンドレ・ダレル・スクラブ（Andre Darrell Scrubb）は、1995年1月13日生まれのアメリカ合衆国ノースカロライナ州フォートブラッグ出身のプロ野球選手です。右投右打の投手として知られ、現在はアトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスに所属しています。

経歴

2016年のMLBドラフトで、ロサンゼルス・ドジャースから8巡目（全体251位）で指名されプロ入りを果たしました。プロデビュー後は、アリゾナリーグ・ドジャースで経験を積み、10試合に登板し2勝1敗、防御率2.13という成績を残しました。

2017年には、A級のグレートレイクス・ルーンズでプレーし、6勝2敗、防御率1.74と安定した成績を収めました。

2018年は、A級でシーズンを迎え、ミッドウェストリーグのオールスターに選出されるなど、その実力を発揮しました。6月にはA+級のランチョクカモンガ・クエークスに昇格、さらに8月にはAA級のタルサ・ドリラーズへとステップアップしました。この年、3チーム合計で38試合に登板し、7勝2敗、防御率2.86の成績を記録しました。

2019年はAA級で開幕を迎え、テキサスリーグのオールスターにも選ばれました。

同年7月25日、タイラー・ホワイトとのトレードでヒューストン・アストロズへ移籍。移籍後はAA級のコーパスクリスティ・フックスでプレーし、この年は2チーム合計で6勝1敗、防御率2.78の成績を残しました。

2020年7月28日、ジョー・ビアジーニの故障者リスト入りに伴い、メジャー昇格を果たし、同日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビューを飾りました。この年はメジャーで20試合に登板し、1勝0敗、防御率1.90という好成績を記録。ポストシーズンにもロースター入りし、ディビジョンシリーズとチャンピオンシップシリーズで登板しました。

2021年は開幕をメジャーで迎えましたが、8月10日に右肩の痛みで60日間の負傷者リスト入り。11月30日にDFAとなり、AAA級のシュガーランド・スペースカウボーイズに配属されました。

2022年は故障のためメジャーでの出場はなく、マイナーでもA級ファイエットビル・ウッドペッカーズで5試合登板にとどまり、オフの11月10日にFAとなりました。

2023年には、第5回WBCのイギリス代表に選出され、4月6日にはアメリカ独立リーグ・アトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスと契約しました。

アンドレ・スクラブは、ドジャース傘下での着実な成長を経て、アストロズでメジャーデビューを果たし、独立リーグ、そしてWBCイギリス代表と、多様な舞台で活躍を続ける注目の右腕です。

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