ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記

アルバム紹介: ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記

アイアン・メイデンの14枚目となるスタジオアルバム『ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記』は、2006年9月6日に日本でリリースされました。この作品は、複雑な曲展開や長尺の楽曲からなるため、プログレッシヴ・ロックの要素が強く意識されています。

商業的成功

本アルバムはイギリスでは4位に順位を確保したものの、世界中の多くの国で成功を収めました。特に、少なくとも10カ国で1位に輝き、34カ国でトップ20に名を連ねました。アメリカのビルボードチャートでは9位を記録し、これはアイアン・メイデンにとって初めてのアルバムのトップ10入りという大きな成果となりました。

収録曲の詳細

『ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記』には、多彩なメロディーと複雑な構成を持つ楽曲が収められています。主要な収録曲としては以下の10曲があります。

1. ディファレント・ワールド (Different Worlds) - 4:17
シンプルながらも深いメッセージを持つ曲。

2. ディーズ・カラーズ・ドント・ラン〜軍旗の下に (These Colours Don't Run) - 6:52
戦争と勇気をテーマにした力強い曲。

3. ブライター・ザン・ア・サウザンド・サンズ〜黄色い太陽 (Brighter Than a Thousand Suns) - 8:44
暗い運命と希望を描いた壮大なトラック。

4. ザ・ピルグリム〜巡礼者達 (The Pilgrim) - 5:07
旅路をテーマにしたインスピレーション豊かな楽曲。

5. ザ・ロンゲスト・デイ (The Longest Day) - 7:48
待ち望まれる長い一日を描写している。

6. アウト・オブ・ザ・シャドウズ (Out of the Shadows) - 5:36
明るい未来に向かう希望を歌った曲。

7. ザ・リインカネイション・オブ・ベンジャミン・ブリーグ〜輪廻 (The Reincarnation of Benjamin Breeg) - 7:21
複雑なストーリー性を持つ作品。

8. フォー・ザ・グレイター・グッド・オブ・ゴッド〜御名に捧ぐ (For the Greater Good of God) - 9:24
神への奉納とも言える繊細な曲。

9. ロード・オブ・ライト〜光の主へ (Lord of Light) - 7:23
光と闇の対比をテーマにした深い楽曲。

10. ザ・レガシー (The Legacy) - 9:20
様々なテーマを含む感動的な結末の楽曲。

参加ミュージシャンと制作

本アルバムにはアイアン・メイデンの主要メンバーが参加しています。スティーヴ・ハリスはベースとボーカルを担当し、ブルース・ディッキンソンがリードボーカルを務めます。また、デイヴ・マーレイ、ヤニック・ガーズ、エイドリアン・スミスの3人がギターをプレイし、ニコ・マクブレインがドラマーとして全体のリズムを支えています。

このアルバムは、アイアン・メイデンの音楽の進化を示す象徴的な作品として多くのファンに愛されています。

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