アーダ・ヘーゲルベルグ

アーダ・マルティーネ・ストルスモ・ヘーゲルベルグ（Ada Hegerberg）

ノルウェー・モルデ出身の女子サッカー選手、アーダ・マルティーネ・ストルスモ・ヘーゲルベルグは、1995年7月10日に生まれました。彼女は現在フランスのディヴィジオン・アン・フェミナン・オリンピック・リヨンに所属し、ポジションはフォワード（ストライカー）です。ヘーゲルベルグは、女子サッカー界での突出した才能とパフォーマンスで知られ、2018年には初代女子バロンドールを受賞しました。姉のアンドリーネ・ヘーゲルベルグも同様に女子サッカー選手として活動しています。

クラブ経歴

アーダは、オリンピック・リヨンに所属する前にスターベクでキャリアをスタートさせました。リヨンでは数々の成功を収め、特にディヴィジオン・アン・フェミナンやUEFA女子チャンピオンズリーグで素晴らしい成績を残しました。しかし、彼女のキャリアには厳しい試練もありました。2020年1月には前十字靭帯損傷を負い、その後2020年9月には左脛骨の疲労骨折を経験しました。この困難な状況にもかかわらず、彼女は2021年10月5日のUEFA女子チャンピオンズリーグでBKヘッケン戦に出場し、約1年8か月ぶりに復帰を果たしました。この試合での復帰は、彼女自身とチームの士気を高める重要な瞬間となりました。

代表経歴

ヘーゲルベルグは、ノルウェー女子代表としても知られていますが、2017年からノルウェーサッカー協会が男子チームと女子チームを平等に扱っていないことを理由に代表への召集を拒否していました。さらに、2019 FIFA女子ワールドカップでも招集を辞退しました。この姿勢に対しては、男子代表のマルティン・ウーデゴール選手が批判の声を上げていました。しかし、彼女は2022年に行われる2023 FIFA女子ワールドカップ・ヨーロッパ予選で約5年ぶりに代表に復帰しました。復帰戦となったコソボ戦では見事なハットトリックを達成し、ノルウェーのワールドカップ出場に大きく貢献しました。これにより、彼女はワールドカップ本選のメンバーにも選ばれ、その実力を証明しました。

主なタイトル

クラブ

• - スターベク でのノルウェー女子カップ（2012）
• - リヨンでのディヴィジオン・アン・フェミナン（2014-15、2015-16、2016-17、2017-18、2018-19、2019-20）
• - クープ・ドゥ・フランス（2014-15、2015-16、2016-17、2018-19、2019-20）
• - UEFA女子チャンピオンズリーグ（2015-16、2016-17、2017-18、2018-19、2019-20）
• - トロフェ・デ・シャンピオン（2019）

代表

• - UEFA欧州女子選手権（2013）で準優勝

個人賞

• - 女子バロンドール（2018）
• - BBC女子サッカー年間最優秀選手賞（2017、2019）

記録

• - UEFA女子チャンピオンズリーグ最多得点者：53
• - UEFA女子チャンピオンズリーグシーズン最多得点者：15
• - UEFA女子チャンピオンズリーグクラブ最多得点者：49（オリンピック・リヨン）

アーダ・ヘーゲルベルグは、サッカー界においてその名を刻み続けており、今後の活躍にも多くの期待が寄せられています。彼女のプレースタイルや目標への情熱は、次世代の選手たちにとっての大きなインスピレーションとなることでしょう。

もう一度検索