『
アーマード・コア2 アナザーエイジ』は、
フロム・ソフトウェアによって2001年4月12日にリリースされた
PlayStation 2用のロボット
アクションゲームです。これは『
アーマード・コアシリーズ』の第5作目にあたります。本作の特徴は、アリーナモードが存在せず、全ての gameplay がミッション形式で構成されている点です。そのため、前作の拡張ディスクという色合いも持っています。
ミッションとゲームシステム
本ゲームでは、地球各地を巡りながらミッションに挑むというスタイルが採用されています。各都市や地域ごとに依頼が発生し、それに応じてプレイヤーはミッションを遂行します。用意されているミッションの数は前作を上回る100ですが、VSミッションが12あり、実際のミッション数は88となっています。さらに、いくつかのミッションでは、PlayStationの過去作に登場した機体と戦うことができます。
データコンバートの特徴
前作のセーブデータを利用してのデータコンバートが可能ですが、次作以降の作品からのコンバートはできません。コンバートできるデータには、所持金、パーツ、エンブレム、強化人間が含まれます。
VSミッションとモデム対戦
本作では、新たに二人で競えるVSミッションが追加されました。ミッション終了後に勝敗が決定しますが、iLINKケーブルを使用した通信対戦はできません。1台のPS2本体で画面を分割してプレイします。また、遠方のプレイヤーと対戦できる
モデム対戦機能も追加されていますが、対応
モデムの購入が必要です。
ゲーム内の組織とストーリー背景
ストーリーは、火星での騒乱から5年後の地球が舞台です。この期間、地球政府は復興に向けて強硬な軍事力を増強しましたが、企業体もこれに対抗して秘密裏に戦力を拡充し、政府との緊張が高まっています。その結果、小規模な武装蜂起が各地で発生し、情勢は複雑化しています。ゲーム内にはさまざまな組織が登場し、物語はそれぞれの勢力間の力関係を描写しています。
主要登場組織
1.
ジオ・マトリクス: 地域の影響力を持ち、政府との関係が徐々に悪化しています。過去のクーデター計画の後処理を巧みに行い、現在はトップの座にいます。
2.
エムロード: 前作では地球におけるNo.1企業でしたが、火星での衝突により勢力を削がれました。小規模な戦闘が発生しています。
3.
バレーナ: 政府との関係が悪化しつつある中、表向きは政府に協力しています。
4.
インディーズ: 地下世界を拠点とした不法武装集団で、政府と企業の両方を標的としています。
5.
監督局: 政府直属の組織で、地域開発や治安維持を担当しています。
6.
地球政府: 地球全域を統治し、急速な武装強化を進めているものの、反抗勢力との緊張が高まっています。
7.
コンコード: 中立的な立場で、アリーナや傭兵斡旋を手がけています。
アーマード・コア2 アナザーエイジは、単なる
アクションゲームに留まらず、バックストーリーや複雑な勢力間の関係性をも体験できることが特徴であり、プレイヤーに深い戦略的思考を促します。