イアゴ・ファルケ・シルバ

イアゴ・ファルケ：多様な経験を持つスペインのフォワード

イアゴ・ファルケ・シルバ（Iago Falque Silva）は、1990年1月4日、スペイン・ガリシア州ビーゴ出身のサッカー選手です。ポジションはフォワードで、主に右サイドでプレーすることが多いですが、左サイドやトップ下でもプレー可能です。ヤーゴ・ファルケとも表記されます。

バルセロナでの育成とユヴェントスへの移籍

ファルケは、レアル・マドリードの下部組織を経て、2001年にライバルのFCバルセロナへ移籍。バルセロナの下部組織で才能を開花させ、2008年にはFCバルセロナBの一員としてセグンダ・ディビシオンB（3部）昇格に貢献しました。しかし、トップチーム昇格には至らず、2008年8月30日にイタリア・セリエAのユヴェントスFCと4年契約を結びました。

イタリア、イングランド、そしてスペインへ

ユヴェントスでは、トップチームでの出場機会を得られず、ASバーリやビジャレアルCF Bへのレンタル移籍を経験。その後、2011年にはイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCへレンタル移籍し、ヨーロッパリーグにも出場しました。しかし、トッテナムでも定位置を確保できず、サウサンプトンFC、UDアルメリア、ラージョ・バジェカーノなど、多くのクラブを渡り歩くことになります。

ジェノア、ローマでの活躍とトリノへ

2014年、ジェノアCFCへ完全移籍。2015年にはASローマへ買取義務付きのレンタル移籍を果たし、セリエAで一定の出場機会を得ました。2016年、トリノFCへ移籍し、買取オプションが行使され完全移籍。トリノではコンスタントに出場機会を得て、攻撃の中心選手として活躍しました。

その後のキャリア

2020年以降は、ジェノアCFC、ベネヴェント・カルチョへのローン移籍を経て、2022年にはコロンビアのアメリカ・デ・カリへ移籍しました。このように、ファルケはヨーロッパの様々なリーグでプレーし、多様な経験を積んでいます。

代表での活躍

ファルケは、各年代のスペイン代表にも選出されています。2007年にはUEFA U-17欧州選手権で優勝、FIFA U-17ワールドカップでは準優勝を経験しました。ボージャン・クルキッチらと共に、“Quinta de Bojan”（ボージャン世代）と呼ばれる世代の一員として、将来を嘱望された逸材でした。

プレースタイル

右利きで、主に右サイドでプレーするフォワードです。カットインからのシュートや、正確なクロスボールが武器。また、テクニックにも優れており、ドリブルで相手をかわしてチャンスを作り出すこともできます。豊富な運動量で守備にも貢献できる、献身的な選手です。

イアゴ・ファルケは、そのキャリアを通して、常に向上心を持ってプレーし続けています。今後の活躍にも期待がかかる選手です。

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