イエスタディ・ウェント・トゥー・スーン

フィーダーの2枚目のアルバム『イエスタデイ・ウェント・トゥー・スーン』（Yesterday Went Too Soon）は、1999年7月16日にリリースされました。

前作『ポリシーン』と比較すると、本作はフィーダーのメロディアスな側面がより明確に打ち出されている点が特徴です。より洗練された楽曲構成と、 Grant Nicholas の情感豊かなボーカルが、聴く人の心に深く響きます。このアルバムのリリース後、フィーダーはフジ・ロック・フェスティバルに初出演し、そのエネルギッシュなライブパフォーマンスで日本のファンを魅了しました。

楽曲リスト:

1. アナセティック (Anaesthetic)
2. インソムニア (Insomnia)
3. ピクチャー・オブ・パーフェクト・ユース (Picture of Perfect Youth)
4. イエスタデイ・ウェント・トゥー・スーン (Yesterday Went Too Soon)
5. ウェイティング・フォー・チェンジズ (Waiting For Changes)
6. レイディオマン (Radioman)
7. デイ・イン・デイ・アウト (Day In Day Out)
8. ティンセル・タウン (Tinsel Town)
9. ユー・アー・マイ・エヴァーグリーン (You Are My Evergreen)
10. ドライ (Dry)
11. ソー・ウェル (So Well)
12. ペーパーフェイセス (Paperfaces)
13. アイ・ニード・ア・バズ (I Need a Buzz)（日本盤ボーナストラック）
14. キャント・ダンス・トゥ・ディスコ (Can't Dance To Disco)（日本盤ボーナストラック）

特記事項:

UK盤と日本盤では収録曲が一部異なり、UK盤に収録されている「Hole In My Head」は日本盤には収録されていません。
2000年には、メンバー自身が選曲したアルバム未収録曲を集めたコンピレーションアルバム『Another Yesterday...』が日本限定でリリースされました。これは、『イエスタデイ・ウェント・トゥー・スーン』のアウトテイクや、アルバムの雰囲気をさらに深く理解するための貴重なコレクションとなっています。

『イエスタデイ・ウェント・トゥー・スーン』は、フィーダーの音楽的な進化を示すターニングポイントとなった作品であり、彼らの代表作の一つとして、今もなお多くのファンに愛され続けています。メロディアスでありながらも、ロックバンドとしての勢いを失わない、バランスの取れたアルバム構成は、幅広い音楽ファンにおすすめできます。

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