イオンボディ

イオンボディ株式会社は、日本の埼玉県越谷市に本社を構える企業です。この会社は、大手流通グループであるイオン株式会社の傘下にある子会社として位置づけられており、主に美容や健康に関連する商品の小売販売やサービスの提供を展開しています。

同社の設立は、2007年12月に行われました。設立にあたっては、親会社であるイオン株式会社のほか、国内でスポーツ用品専門店の「スポーツオーソリティ」を展開する株式会社メガスポーツ、そして当時、イギリス発祥の自然派化粧品専門店「ザ・ボディショップ」の日本国内での経営とフランチャイズ展開を担っていた株式会社イオンフォレスト（現在の商号はザボディショップジャパン株式会社）という、合計3社の共同出資によって誕生しました。これは、それぞれの専門分野におけるノウハウを活かし、新たな小売事業領域に進出するという目的があったものと考えられます。

特に沿革によれば、会社設立は2007年12月3日であり、この時の出資比率はイオン株式会社が60%、株式会社イオンフォレストが40%でした。株式会社メガスポーツの出資比率は明確ではありませんが、設立メンバーとして名を連ねています。

会社設立からわずか数日後の2007年12月7日には、早くも第一号店となる「イオンボディ」を、当時のイオン与野ショッピングセンター（現在の名称はイオンモール与野）内にオープンさせました。この初期の店舗では、「イオンボディ」という専門売場を展開すると同時に、総合ビューティーケアを提供する「BODY'S CARE（ボディズ ケア）」というコーナーも店内に設けていました。特に「BODY'S CARE」内に設けられていたエステティックコーナーの運営に関しては、国内の大手化粧品メーカーである株式会社資生堂へ業務委託を行うという形でサービスを提供していました。しかし、残念ながらこの第一号店であった与野店は、現在では閉店しています。

現在のイオンボディ株式会社の事業は、設立当初の試みから継続・発展しており、イオングループが展開する大型商業施設などを中心に店舗を出店しています。具体的には、「ボディショップ」と「A-BODY」という二つの店舗ブランドを運営しており、これらの店舗数は合わせておよそ10店舗程度です。「ボディショップ」は世界的にも知られる自然派化粧品などを扱う店舗であり、「A-BODY」は健康食品や美容関連商品など、より幅広いジャンルの商品を取り扱っていると考えられます。これらの実店舗での販売に加え、同社は独自のインターネット通販サイトも運営しており、オンラインチャネルを通じた顧客への商品提供も重要な事業の柱となっています。現在の事業体制は、設立時に掲げられた美容・健康分野での専門小売業としての役割を着実に果たしていると言えるでしょう。

改めて沿革を見ると、イオンボディ株式会社は、2007年12月3日の設立からわずか4日後の12月7日には最初の店舗をオープンさせるという、短期間での事業立ち上げを実現しました。

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