イオンモール鹿児島

イオンモール鹿児島

イオンモール鹿児島（いおんモールかごしま）は、鹿児島県鹿児島市東開町に所在する、イオン九州株式会社が運営するショッピングセンターです。この施設は、イオングループの中で、鹿児島県内初の本格的なモール型ショッピングセンターとして2007年10月6日に開業しました。その後、2011年11月21日に現在の名称に変更されています。

概要

イオンモール鹿児島は地上5階建ての構造を持ち、4階と5階、ならびに屋上が駐車場として利用されています。このショッピングセンターは、商業面積が78,000m²と、鹿児島県内で最大規模を誇ります。専門店が集まるモール部分の長さは約220mで、多くの店舗が軒を連ねています。

当初、商圏は鹿児島市に隣接する南九州市や日置市を中心に約75万人と定めていましたが、実際には指宿市や南さつま市など、南薩地域からの来客も多く、2012年時点では鹿児島県全域を対象とするショッピングセンターとなっています。年間の来場者数は約1000万人に達し、特に2011年には1060万人が訪れました。開業前のプレオープン日には、約4,000人の列ができるなど、地域の期待が高まる中でのスタートでした。

イオングループの進出

このモールの開業以前、鹿児島県内でのイオングループの店舗は限られており、マックスバリュやサティといった既存店舗の運営が主でした。そのため、イオンモール鹿児島のオープンはイオングループの本格的な進出となり大きな話題を呼びました。特に2007年10月には開業に向けての広告活動が本格化しており、鹿児島市交通局のバスにもラッピング広告が施されるなど、地域内での知名度向上に貢献しました。

また、中国人観光客の訪問を見込んで、銀聯カードの導入を進めており、他の地域に先駆けた取り組みも行われています。

沿革

• - 2006年

- 5月16日: 開業の届出
- 12月5日: 着工

• - 2007年

- 9月4日: 開業予定日が決定
- 10月2日: ソフトオープン（近隣住民及びイオンカード会員向け）
- 10月6日: 正式開業

• - 2011年

- 3月1日: 核店舗名をジャスコ鹿児島店からイオン鹿児島店に変更
- 11月21日: モール名を改称

• - 2013年

- 11月23日: 増築部分完成、リニューアルオープン

主なテナントと独自展開

イオンモール鹿児島には、核店舗となるイオン鹿児島店を中心に170の専門店が揃い開業時点で104店が鹿児島県初出店となりました。また、月刊フリーペーパー『はな＊うた』を独自に発行し、地域とのつながりを強めています。

交通アクセス

鹿児島市内の交通機関からのアクセスも良好で、市電の谷山電停やJRの鹿児島駅・鹿児島中央駅から路線バスが運行されています。バスの所要時間は谷山電停から約6分、鹿児島中央駅からは約30分で到着します。また、自家用車の場合は、産業道路からのアクセスが便利で、標識も設置されています。

このようにイオンモール鹿児島は、買い物だけでなく地域との連携を図りながら、さまざまなサービスを提供する重要な商業施設となっています。

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