イカさま☆タコさま

イカさま☆タコさま - ウソとホントを見抜くクイズバラエティ

『イカさま☆タコさま』は、TBS系列で放送されていたクイズバラエティ番組。さまぁ〜ずの冠番組であり、三村マサカズが初の単独MCを務めたことでも話題になりました。ここでは、前身番組である『まさかのホントバラエティー イカさまタコさま』についても触れながら、番組の魅力に迫ります。

番組概要

この番組は、VTRで出題される「ウソのようなホントの話」の中に隠された「イカサマ話」を、スタジオの大竹一樹とゲスト解答者が見抜くというクイズ形式で進行します。番組タイトルにもあるように、イカやタコのキャラクターが番組を盛り上げる役割を担っていました。

2011年10月に深夜枠でスタートした後、2012年4月にはゴールデンタイムに進出。番組ロゴや構成も一新され、より幅広い層の視聴者に向けてリニューアルされました。その後、放送枠が変更され、番組名も新たに『イカさま☆タコさま』として再スタート。親子で楽しめるような内容へとシフトしましたが、2013年3月をもって惜しまれつつも放送を終了しました。

出演者

番組を盛り上げた主な出演者は以下の通りです。

MC:
三村マサカズ（さまぁ〜ず）
吉田明世（当時TBSアナウンサー、2012年4月〜）
レギュラーパネラー:
大竹一樹（さまぁ〜ず）
アシスタント:
天童なこ
久梨栖あんこ

主なコーナー

番組を彩った人気コーナーを紹介します。

イカさま見抜きバトル:
雑学などの話題が「ホント」か「イカさま」かを見抜く、番組のメインとなるクイズ。解答者は「イカさま」だと思う場合のみボタンを押し、「ホント」だと思う場合はスルーします。正解するとポイントが加算され、お手つきをすると減点となるルールでした。ゴールデン進出後は、点数がイカの数で表示されるなど、演出もパワーアップしました。

イカさま4択:
4つの噂や情報の中から、1つだけ含まれる「イカさま」を選ぶクイズ。見抜きの精度が試されます。

オンリーワンを当てろ ひらめけ!ダジャレンジャー:
特定の単語を使ったダジャレをグループに出題し、他の人と被らないダジャレを当てるという、ユニークなクイズコーナーです。

サドンデスクイズ ニッポンの3択:
街頭アンケートの結果を当てるクイズ。2時間スペシャルでは、正解するまでクイズが続くという過酷なルールが適用されました。

トラベルチャンス イカさま漢字:
特番の優勝チームが海外旅行をかけて挑戦するゲーム。大量の漢字の中から、紛れた別の漢字を見つけるという、集中力と瞬発力が試されるチャレンジです。

TSUTAYA イカタコ店:
TSUTAYAとのコラボ企画で、音楽や映画などの「嘘のようなホントネタ」を紹介するコーナー。出演者の評価によって、「イカす」度合いが決定しました。

ストック3:
ゲストが私物3つを持ち込み、そのうち1つのニセモノを見抜くコーナー。ゲストの演技力と解答者の推理力が鍵となります。

ザ・マスクマン:
仮面を被った5人の中から、本物を見抜くゲーム。質疑応答や演技から、誰が本物かを推理します。

* みんなの選択 …といえば:
複数チーム対抗のクイズ。あるお題に対して、アンケートの結果を予想するという、大衆心理を読む力が試されるゲームです。

問題となった放送

2012年9月5日放送の「サドンデスクイズ ニッポンの3択」において、「福沢諭吉、新渡戸稲造、野口英世 この中で最も抱かれたくないのは誰?」というアンケート内容が、視聴者から「偉人を侮辱している」という批判を受け、BPOに苦情が寄せられる事態となりました。

放送時間

番組は、深夜枠からゴールデンタイム、そして全国ネットへと放送時間帯を変遷しました。それぞれの時期によって、番組の構成やターゲット層も変化していきました。

スタッフ

番組を支えたスタッフには、演出の佐藤三生、構成の堀田延などが名を連ねています。また、ナレーターの真地勇志や、テーマ曲を担当した宮川拓など、多くの才能が番組を盛り上げました。

『イカさま☆タコさま』は、クイズ番組としての面白さはもちろん、さまぁ〜ずの軽快なトークや、ユニークなキャラクターたちも魅力でした。放送は終了しましたが、その記憶は多くの視聴者の心に残っています。

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