イギリス海軍航空母艦一覧

イギリス海軍の航空母艦一覧

イギリスは、世界でも有数の海軍大国であり、多くの航空母艦を運用してきました。その歴史は第一次世界大戦終結直前の1918年に就役したアーガスから始まります。アーガスは、全通甲板を採用し、他国に先駆けて航空機の運用を可能にした艦船です。第二次世界大戦前には、航空機の発展に対抗するために重装甲を施したイラストリアス級航空母艦が建造されました。

戦後のイギリスは国力の衰退を余儀なくされ、1978年にはアーク・ロイヤルが退役し、正規空母の運用が終了します。しかし、イギリスは再び航空母艦の整備を進め、フォークランド紛争ではインヴィンシブル級航空母艦が重要な役割を果たしました。

最近では、イギリス海軍史上最大の航空母艦であるクイーン・エリザベス級が建造され、2017年にはネームシップのクイーン・エリザベスが就役しました。この艦は、現代の航空母艦の役割や運用を一新するものと期待されています。

現役の航空母艦

• - クイーン・エリザベス級

- クイーン・エリザベス (2017年-)
- プリンス・オブ・ウェールズ (2019年-)

退役した航空母艦の一覧

• - アーガス (1918-1944)
• - フューリアス (1917-1948)
• - グローリアス級

- カレイジャス (1928-1939戦没)
- グローリアス (1930-1940戦没)
- ヴィンディクティヴ (1918-1946 / 1924年、巡洋艦へ改装)
- ハーミーズ(初代) (1924-1942戦没)
- イーグル(初代) (1920-1942戦没)
- アーク・ロイヤル(初代) (1938-1941戦没)
- ユニコーン (1943-1953)

• - イラストリアス級

- イラストリアス(初代) (1940-1954)
- フォーミダブル (1940-1947)
- ヴィクトリアス (1941-1968)
- インドミタブル (1941-1955)

• - インプラカブル級

- インプラカブル (1944-1954)
- インディファティガブル (1944-1954)

• - コロッサス級

- コロッサス (1944-1974)
- グローリー (1945-1961)
- オーシャン (1945-1960)
- シーシュース (1946-1958)
- トライアンフ (1946-1975)
- ヴェネラブル (1945-1997)
- ヴェンジャンス (1945-2001)
- ウォーリア (1946-1970)
- パーシュース (1945-1957)
- パイオニア (1945-1954)

• - マジェスティック級

- マジェスティック (1955-1982)
- ハーキュリーズ (1961-1997)
- レヴァイアサン (未成)
- マグニフィセント (1948-1956)
- パワフル (1957-1970)
- テリブル (1948-1973)

• - セントー級

- セントー (1953-1965)
- アルビオン (1954-1973)
- ブルワーク (1954-1981)
- ハーミーズ(2代目) (1959-2017)

• - オーディシャス級

- イーグル(2代目) (1951-1972)
- アーク・ロイヤル(2代目) (1955-1978)

• - インヴィンシブル級

- インヴィンシブル (1980-2005)
- アーク・ロイヤル(3代目) (1985-2011)
- イラストリアス(2代目) (1982-2014)
- オーシャン (1998-現在)

未成艦

• - ジブラルタル級航空母艦
• - CVA-01級航空母艦

これらの艦船は、イギリス海軍の誇りであり、世界の海上戦力において重要な役割を果たしてきました。今後も新たな航空母艦の建造が進むことで、イギリス海軍の歴史はさらなる進化を遂げることでしょう。

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