イバン・ドゥケ

イバン・ドゥケ・マルケス：コロンビアの元大統領

イバン・ドゥケ・マルケス（Iván Duque Márquez）は、1976年8月1日生まれ。コロンビアの政治家、銀行家、弁護士であり、2018年から2022年まで同国の大統領（第58代）を務めました。以前は共和国議会上院議員としても活躍しました。

生い立ちと教育

ドゥケ・マルケスは、コロンビアの首都ボゴタで生まれました。父はアンティオキア県知事や鉱山エネルギー相を歴任した政治家のイバン・ドゥケ・エスコバルです。彼は名門セルヒオ・アルボレダ大学に進学し、2000年に法律の学位を取得。その後、アメリカに留学し、アメリカン大学で修士号を取得しました。さらに、ジョージ・ワシントン大学で公共政策経営学の修士号を取得しています。

米州開発銀行でのキャリア

2001年から2013年までの約12年間、米州開発銀行（IDB）に勤務しました。ここでは、様々なプロジェクトや政策に関わり、国際的な金融と開発に関する知識と経験を深めました。

政治の世界へ

2010年から2011年にかけて、アルバロ・ウリベ大統領のアドバイザーを務め、政界との関わりを深めます。その後、2014年には中央民主党から共和国議会上院議員選挙に出馬し、当選を果たしました。

大統領選挙と就任

2018年、イバン・ドゥケ・マルケスは大統領選挙に中央民主党の候補として出馬しました。決選投票では、元左翼ゲリラのグスタボ・ペトロと激しい戦いを繰り広げ、最終的に得票率53.98%で勝利し、コロンビアの大統領に選出されました。

2018年8月7日、ドゥケ・マルケスは大統領に就任。4年間の任期中、経済成長、雇用創出、治安改善、汚職対策など、様々な政策課題に取り組みました。

大統領としての主な政策と課題

経済政策: 経済成長を促進するため、税制改革やインフラ投資を推進しました。また、中小企業の支援や雇用創出にも力を入れました。
治安対策: 治安改善のため、麻薬対策や犯罪組織の撲滅に取り組みました。しかし、ゲリラ組織との和平交渉は難航し、課題を残しました。
社会政策: 教育や医療へのアクセス改善、貧困削減などに取り組みました。また、環境保護にも力を入れ、持続可能な開発を推進しました。

退任とその後

2022年8月7日、イバン・ドゥケ・マルケスは大統領を退任しました。退任後も、講演や執筆活動を通じて、コロンビアの発展に貢献しています。

外部リンク

公式サイト (スペイン語)

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