イリヤナ・マルツォク

イリヤナ・マルツォク：ドイツを代表する柔道家

イリヤナ・マルツォク（Iljana Marzok、1986年7月30日生まれ）は、ドイツ・ベルリン出身の柔道家であり、70kg級の選手として知られています。彼女の姉であるカタリナ・マルツォクは、国際柔道連盟（IJF）の国際A級審判員を務めています。

柔道一家に生まれ育ち、才能を開花

マルツォクは柔道一家に生まれ、幼い頃から柔道に親しんで育ちました。その才能は早くから開花し、数々の大会で好成績を収めました。

2010年には、ワールドカップ・ワルシャワの70kg級で優勝を果たしました。また、世界団体では決勝に進出するも、オランダに敗れて2位となりました。翌2011年のヨーロッパ選手権団体戦でも2位、世界団体では3位に入賞しました。

オリンピック出場の夢、そしてその後の活躍

2012年のロンドンオリンピック出場は叶いませんでしたが、マルツォクはその後も精力的に国際大会に出場し、実績を積み重ねていきます。2013年には、グランプリ・マイアミでIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾り、その実力を証明しました。

2014年は、マルツォクにとって飛躍の年となりました。グランプリ・ブダペストとグランプリ・青島で優勝を飾った他、ヨーロッパ選手権団体戦で2位、世界団体では3位に入賞しました。

しかし、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、同じ階級でより実績を残していたラウラ・ヴァルガス＝コッホが代表に選ばれ、マルツォクのオリンピック出場の夢は再び阻まれることとなりました。

主な戦績

2005年 - ベルギージュニア国際 優勝（63kg級）
2010年 - ワールドカップ・ワルシャワ 優勝
2010年 - グランプリ・チュニス 3位
2010年 - 世界団体 2位
2011年 - グランプリ・デュッセルドルフ 2位
2011年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 2位
2013年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 3位
2013年 - グランプリ・マイアミ 優勝
2013年 - グランプリ・リエカ 3位
2013年 - グランドスラム・東京 5位
2014年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 2位
2014年 - グランプリ・ブダペスト 優勝
2014年 - 世界団体 3位
2014年 - グランプリ・青島 優勝
2015年 - グランプリ・ウランバートル 3位
2015年 - グランプリ・青島 2位
2016年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 3位

外部リンク

イリヤナ・マルツォク - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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