イルカのミュージックハーモニー

『イルカのミュージックハーモニー』は、ニッポン放送で放送されている、フォークシンガーのイルカがパーソナリティを務めるラジオ番組です。1991年10月に放送を開始し、日曜日の朝にフォークソングやニューミュージックを中心に、リスナーからのリクエストに応える形で放送されています。

番組の概要

この番組は、1990年10月から1991年9月に放送されていた『羽野晶紀のミュージックハーモニー』の後継番組としてスタートしました。当初は、はがきや電話、ファックスでリクエストを受け付けていましたが、現在は録音放送に移行し、はがき、封書、電子メールで受け付けています。

1999年に番組の公式サイトが開設され、その後、数回のリニューアルを経て現在に至ります。電子メールでのリクエスト受付も、この公式サイト開設と同時期に始まりました。

2009年4月からは、交通情報やニュースの読み上げをイルカではなく、ニッポン放送のアナウンサーが担当するようになりました。これにより、番組は徐々に録音放送へと移行し、2010年9月には完全録音放送となりました。ただし、ごくまれに、イルカが前日の出来事や当日の天候に触れることもあり、その場合は生放送となることもあります。現在の担当アナウンサーはひろたみゆ紀さんです。生放送の場合には、直前に放送されている『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』との間でクロストークが行われることがあります。

番組の録音放送への移行には、イルカの多忙なスケジュールへの配慮や、ニッポン放送の編成方針の変更が背景にあるとされています。また、2012年からは、イルカの前時間帯にくり万太郎さんの生ワイド番組が開始され、日曜夜の若者向け時間帯が録音番組化されたことも影響しています。なお、2021年4月からは、日曜夜の若者向け時間帯で生放送が再開されています。

特別放送など

2015年8月23日には、番組初の試みとして、山梨県の河口湖のコテージから生放送を行いました。この放送では、自然の中でイルカが語りかける様子が、リスナーに新鮮な印象を与えました。

また、2019年6月16日には、特別番組として「イルカのミュージックハーモニー 夜の増刊号」が放送され、2時間の拡大版でリスナーを楽しませました。

2021年8月29日には、イルカが初めてリモートで生放送を行いました。これは、不測の事態に備えて、ひろたみゆ紀さんがニッポン放送のスタジオで待機するという異例の体制で行われました。

2023年2月19日には、『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』のため番組は休止となりましたが、同特番内で『イルカのオールナイトニッポン』が放送され、乃木坂46の久保史緒里さんがゲスト出演しました。

番組の歴史

1992年3月15日には、ニッポン放送でのAMステレオ放送開始に伴い、当番組はモノラル放送最後の番組となりました。

現在のタイムテーブル（2018年7月時点）

7:00 オープニング
7:10 イルカのふぉーく堂
7:27 ニッポン放送交通情報（九段センター）
7:30 イルカのMUSIC畑
7:50 イルカのおはなし文庫
7:55 ニッポン放送ニュース・天気予報
7:57 ニッポン放送交通情報（九段センター）
8:00 8時のリクエスト
8:15 イルカのおいしい時間
8:20 声に出して歌お、ダイスキなメロディ
8:27 エンディング
8:29 ニッポン放送交通情報（首都高速センター）
8:30 放送終了

オープニング曲

オーリアンズ:「ダンス・ウィズ・ミー」

過去のコーナー

グッドラック!イルカのしあわせリクエスト
TOYOTA 飛び出せ!街かど天気予報
トヨタハッピータウンサーキット

イルカの代役

過去には、パーソナリティのイルカが不在の場合、代役が立てられたことがありました。

2007年3月25日には、イルカの夫である神部和夫さんが死去したため、急遽、谷山浩子さんが代役を務めました。
* 2017年8月13日には、夏休みスペシャルとして森高千里さんがパーソナリティを務める「森高千里のミュージックハーモニー」が放送されました。

公式サイト

番組の公式サイトは、1999年に開設されて以降、数回のリニューアルが行われています。

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