イルベル・ラマダニ

イルベル・ラティフ・ラマダニ（Ylber Latif Ramadani、1996年4月12日 - ）は、ドイツ・シュタルンベルク出身のプロサッカー選手です。現在はセリエAのUSレッチェに所属し、アルバニア代表としても活躍するミッドフィールダーです。

クラブ経歴

ドイツで生まれたラマダニは、ルーツであるコソボでサッカーキャリアをスタートさせました。2015年12月には、アルバニア1部リーグ（カテゴリア・スペリオレ）のFKパルティザニ・ティラナへ移籍し、プロとしての第一歩を踏み出します。

2017年6月14日、デンマークのヴェイレBKと4年契約を締結し、海外リーグへ挑戦します。ここでは、持ち前の運動量とボール奪取能力を発揮し、チームに貢献しました。

2021年6月14日には、ハンガリーのMTKブダペストFCへフリー移籍。新天地でも主力として活躍しました。

2022年6月8日、スコティッシュ・プレミアシップのアバディーンFCへ3年契約で移籍。スコットランドの地でも、その実力をいかんなく発揮しました。

2023年8月4日、イタリア・セリエAのUSレッチェへ3年契約で移籍。自身初のセリエA挑戦となります。

代表経歴

世代別代表ではコソボ代表を選択しましたが、2018年3月26日、親善試合のノルウェー代表戦で後半途中から出場し、アルバニア代表としてデビューを果たしました。これは、彼のキャリアにおける大きな転換点となりました。

代表初ゴールは、2019年11月16日のUEFA EURO 2020予選、対モルドバ代表戦で記録しました。この試合でラマダニはチームの2-0での勝利に貢献し、その存在感を示しました。以降、アルバニア代表の重要な戦力として活躍しています。

ラマダニは、中盤でのボール奪取能力と、豊富な運動量を武器とする守備的ミッドフィルダーです。戦術理解度も高く、チームのバランスを保つ上で重要な役割を果たします。また、近年は攻撃面でも成長を見せており、今後の活躍が期待されています。

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