イントゥ・ザ・グルーヴ

「イントゥ・ザ・グルーヴ」(Into the Groove)は、1980年代を代表するポップアイコン、マドンナが手掛けた楽曲です。この曲は、映画『マドンナのスーザンを探して』(Desperately Seeking Susan)の主題歌として制作され、当初はイギリスをはじめとする地域でシングルとしてリリースされました。

楽曲の背景と特徴

この楽曲は、北米地域ではシングル「エンジェル」のB面としてリリースされたため、Billboard Hot 100にはチャートインしませんでした。しかし、ダンスチャートでは「エンジェル」と共に1位を獲得し、その人気ぶりを示しました。また、「イントゥ・ザ・グルーヴ」はマドンナにとって、イギリスで初めてナンバーワンを獲得したシングルとしても特筆されます。

この楽曲は、1984年に発表されたアルバム『ライク・ア・ヴァージン』(Like a Virgin)の1985年再発盤（北米を除く）に初めて収録されました。しかし、その後の再発盤ではオリジナル盤に準拠する形となり、収録が見送られています。

評価と影響

「イントゥ・ザ・グルーヴ」は、音楽業界や批評家からも高い評価を受けています。ローリング・ストーン誌が選ぶ「オールタイム・グレイテスト・ソング500」（2021年版）では、161位にランクインしており、その普遍的な魅力が証明されています。

リミックスとコマーシャルでの使用

2003年には、アルバム『アメリカン・ライフ』(American Life)の収録曲である「ハリウッド」(Hollywood)とミックスした「Into the Hollywood Groove」が制作されました。このバージョンは、マドンナ本人とミッシー・エリオットが出演するGAPのCMソングとして使用され、ミッシー自身もリミックスに参加しています。このリミックスバージョンは、同年にリリースされたリミックス・アルバム『イントゥ・ザ・ハリウッド・グルーヴ〜リミックスド・アンド・リヴィジテッド』(Remixed & Revisited)に収録されています。

「イントゥ・ザ・グルーヴ」は、マドンナの代表曲の一つとして、今もなお多くの人々に愛され続けています。そのキャッチーなメロディーと、ダンスフロアを熱狂させるグルーヴ感は、時代を超えて色褪せることはありません。

収録曲とフォーマット
チャート
* 脚注

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