イントゥ・ザ・ナイト

イントゥ・ザ・ナイト

『イントゥ・ザ・ナイト』は、ヤチェク・ドゥカイの小説を基にしたベルギー製作の終末ものSFスリラーテレビドラマシリーズです。2020年5月1日にNetflixで全世界配信され、ベルギーで製作された初のNetflixオリジナルシリーズとして注目を集めました。シーズン1は2020年5月1日、シーズン2は2021年9月8日に配信されています。

あらすじ

シーズン1

突如発生した太陽の異常により、夜明けを迎え太陽光にさらされたすべての生物が死滅するという未曾有の事態が発生。文明は崩壊の一途を辿ります。ブリュッセル発モスクワ行きの航空機に搭乗していた人々は、この危機を察知し、太陽を避けるため西回りに飛行を続けます。しかし、限られた空間で生き残りをかけた人々の間には、協力と対立が生まれていきます。

NATOに勤務するイタリア軍少佐テレンツィオは、ブリュッセル空港で搭乗手続き中の航空機をハイジャックし、進路を西へ変更させます。機長は地上に置き去りにされ、副操縦士マチューは負傷。通信機器も破壊される中、元ヘリコプターパイロットのシルヴィの助けにより、何とか離陸に成功します。乗客たちは携帯電話を通じて、世界が滅亡に向かっていることを知ります。太陽から逃れるため、一行は高緯度地域を西へ飛び続け、燃料や食料を補給するために各地へ着陸を繰り返しますが、太陽の異常は燃料や食料にも影響を及ぼし始め、犠牲者も出始めます。ブルガリアのダム湖地下深くにNATOの掩体壕があることを知った一行は、そこを目指します。夜明け直前に掩体壕に到着し、先に避難していた軍人たちに迎えられますが、シルヴィはテレンツィオを危険視し、外に置き去りにします。

シーズン2

掩体壕では、太陽の脅威が依然として存在するかを確認するため、ネズミを太陽光に晒す実験が行われていました。しかし、太陽の害は消えず、食料不足が深刻化する中、NATO軍兵士たちは新参者の乗客たちを邪魔者扱いし始めます。ザラとドミニクは事故により発電機室に閉じ込められ、命を落としてしまいます。生き残った乗客たちは、種子を確保するため、ノルウェーの種子貯蔵庫へ向かうことを決意します。一方、NATO兵士たちは、シルヴィがテレンツィオを殺害したと知り、彼女を処刑しようとします。さらに、飛行機が爆撃によって破壊され、NATO軍はロシア軍の仕業だと疑います。しかし、ロシア軍の飛行機も同様に破壊されており、兵士たちはNATO軍を疑心暗鬼になります。両軍は話し合いの結果、第三者の軍隊が両軍の飛行機を爆破したことが判明します。兵士たちから敵視され、監禁されていた乗客たちは脱走し、ロシア軍のヘリコプターでノルウェーへ向かおうとしますが、リックが追ってきたNATO兵士を食い止めるために犠牲となります。そして、掩体壕の外では、初めて太陽の下で生存しているネズミが発見されます。

ノルウェーに到着した乗客たちは種子を入手しますが、精神に異常をきたした管理官によって飛行機を破壊され、掩体壕に戻ることができなくなってしまいます。そんな彼らの前に、見知らぬ人物が現れます。

登場人物

シルヴィ（ポーリン・エチエンヌ）: 元ベルギー空軍のヘリコプター操縦士
テレンツィオ（ステファノ・カセッティ）: NATO本部に勤務するイタリア軍少佐 (S1)
マチュー（ローラン・カペリュート）: 副機長
ガブリエル: キャビンアテンダント (S1)
ヤクブ: 飛行機の整備士
オスマン（ナビル・マラット）: モロッコ系移民の清掃員
イネス（アルバ・ガイア・べルージ）: インスタグラマー
ヴォルコフ︰ 持病のある高齢のロシア人 (S1)
ローラ（バベティダ・サジョ）: ヴォルコフを介助する看護師
ザラ（レジーナ・ビッキニーナ）: ドミニクの母親のロシア人 (S1-S2)
ドミニク（ニコラス・アレチン）: 疾患を抱える少年 (S1-S2)
アヤズ（マフメッド・クルトゥルス）: トルコ人移民の犯罪者で実業家
ホルスト（ヴィンセント・ロンデス）: 気象学とITに詳しい乗客
リック（ヤン・ベイヴート）: 博物館の警備員 (S1-S2)
マルクス : NATO軍兵士、アメリカ人 (S2)
ヘラルド : 大使 (S2)
テア（エミリー・カン）: ヘラルドのガールフレンド (S2)
ロム： ブルガリアの掩体壕のNATO大佐 (S2)

エピソード

シーズン1のエピソード
シーズン2のエピソード

外部リンク

イントゥ・ザ・ナイト - IMDb（英語）
イントゥ・ザ・ナイト - Netflix

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