イン・シンク(NSYNC)
イン・シンクは、アメリカの男性アイドルグループであり、
1995年に結成されました。グループ名の「NSYNC」は、メンバーの名前の頭文字を取ったもので、母親が名付けたものであると嬉しいエピソードがあります。"in sync"という熟語には「同期して」という意味が込められており、グループのスタイルを表現しています。
彼らは、
バックストリート・ボーイズと並ぶ人気のアイドルグループであり、特にヨーロッパでの成功を経て、アメリカでも注目を浴びました。特筆すべきは、
2000年にリリースされたアルバム『No Strings Attached』で、初動売上が241万5859枚に達し、当時の全米記録を樹立しました。この作品は、日本においても
オリコンチャートで19位を記録するなど、その人気を証明しました。
グループの
音楽スタイルは、結成当初は
エイス・オブ・ベイスに影響を受けたユーロハウスの要素を取り入れていましたが、時が経つにつれてR&B色を強めました。特にシングル『Girlfriend』では、ラッパーのネリーをフィーチャーし、その結果、グループは
音楽的使い勝手を広げました。この
音楽的な成熟が、彼らのスタイルにクールさを加え、更なる成功をもたらしました。
2000年には日本にも来日し、多くのメディアに登場しました。特に、
ポップジャムというテレビ番組に出演した際のパフォーマンスは、ファンの間で話題となりました。しかし、
2002年にグループは活動を停止しました。各メンバーはその後、それぞれのソロキャリアに進むことになります。
特に
ジャスティン・ティンバーレイクは、プロデューサーのザ・ネプチューンズや
ティンバランドと協力し、アルバム『Justified』を発表しました。このアルバムはアメリカ国内で300万枚以上もの売上を記録し、彼は2003年の
グラミー賞を受賞することになります。
イン・シンクはその後、
2013年には「MTV Video Music Awards」で一日限りの再結成を果たし、メンバー全員でパフォーマンスを披露しました。この再結成はファンの心に深く刻まれ、記憶に残る瞬間となりました。
2023年9月12日には、再びMTVビデオ・ミュージック・アウォーズに登場し、最優秀ポップ賞を受賞したテイラー・スウィフトにトロフィーを手渡し、全メンバーが揃うのは10年ぶりのことでした。また、同年には20年ぶりとなる新曲「ベター・プレイス」を発表し、ファンにとって特別なニュースとなりました。2024年には映画『
デッドプール&ウルヴァリン』の劇中曲として「バイ・バイ・バイ」が使用され、再び注目を集めました。
メンバー
ディスコグラフィー
アルバム
『グレイテスト・ヒッツ』(
2005年)
『The Collection』(
2010年)
『The Essential
NSYNC』(2013年)
シングル
- - アイ・ウォント・ユー・バック - I Want You Back (1997年11月8日)
- - テアリン・アップ・マイ・ハート - Tearin' Up My Heart (1998年)
- - バイ・バイ・バイ - Bye Bye Bye (2000年2月16日)
- - イッツ・ゴナ・ビー・ミー - It's Gonna Be Me (2000年6月21日)
- - ポップ - Pop (2001年6月27日)
- - ゴーン - Gone (2001年10月24日)
- - ガールフレンド (feat. Nelly) - Girlfriend (2002年1月30日)
出演
NSYNC Japan Showcase Live (
2000年3月29日、恵比寿ガーデンホール)
参考文献