イヴァン・ガシュパロヴィッチ

イヴァン・ガシュパロヴィッチについて



イヴァン・ガシュパロヴィッチ(Ivan Gašparovič、1941年3月27日 - )は、スロバキア政治家弁護士です。2004年から2014年までの10年間、スロバキア大統領を務めました。

生い立ちと初期のキャリア



ガシュパロヴィッチは、スロバキア中部のバンスカー・ビストリツァ近郊のポルタールで生まれました。彼の父親は第一次世界大戦後にクロアチアからスロバキアに移住し、ブラチスラヴァで教師をしていました。

大学卒業後、ガシュパロヴィッチは検察官としてキャリアをスタートさせました。1968年にはスロバキア共産党に入党しましたが、同年に脱退しています。その後、母校であるコメニウス大学法学部で刑法と刑事学の教鞭をとりました。1990年には検事総長に就任し、法曹界でのキャリアを積み重ねました。

政治家としてのキャリア



1992年、ガシュパロヴィッチは議員に当選し、政界へと転身します。その後、国会議長(1992年1998年)を歴任し、1998年の長野オリンピックの際には日本を訪れています。2002年には、所属していたHZDS(民主スロバキア運動)を離党し、新たにHZD(民主運動)を結成して党首に就任しました。

大統領としての活躍



2004年大統領選挙でガシュパロヴィッチは当選し、同年6月15日大統領に就任しました。続く2009年の大統領選挙でもイヴェタ・ラジチョヴァーを破り、再選を果たしています。彼は2期10年という長期にわたり、スロバキア大統領として国政を担いました。

2014年6月15日大統領職を退任し、その後は公の場には姿を現していません。

人物



ガシュパロヴィッチは、弁護士としての経験を生かし、法律問題に精通していました。政治家としては、常に国民の意見に耳を傾け、誠実な政治姿勢で多くの人々の信頼を集めました。また、スポーツ好きとしても知られており、特にサッカーを愛好していました。


その他



ガシュパロヴィッチは、夫人との間に一男一女をもうけています。


外部リンク



ガシュパロヴィッチ・スロバキア共和国大統領略歴 - 日本外務省

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