イヴィッツァ・バルバリッチ

イヴィツァ・バルバリッチ（Ivica Barbarić、1962年2月23日 - ）は、クロアチア（旧ユーゴスラビア）のメトコヴィチ出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。

選手としての経歴

ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近いメトコヴィチで生まれたバルバリッチは、1981年から1989年までFKヴェレジュ・モスタル（現在はボスニア・ヘルツェゴビナ）でプレーし、152試合に出場しました。1986年にはユーゴスラビアカップを制覇しています。

ユーゴスラビア代表としては、1988年8月のスイス戦に45分間出場し、国際Aマッチ1試合に出場。同年にはイビチャ・オシム監督率いるソウルオリンピック代表に選出され、ドラガン・ストイコビッチやダヴォール・シューケルといったスター選手と共に、DFながら背番号9を背負い、グループステージ全3試合に出場しました。

1989年からはスペインのクラブを渡り歩き、1997年にアルメリアCFで現役を引退しました。

所属クラブ

1981-1989 FKヴェレジュ・モスタル
1989-1992 レアル・ブルゴスCF
1992-1993 レアル・マドリードB
1993-1996 CPメリダ
1996-1997 アルメリアCF

指導者としての経歴

引退後はアルメリアのコーチとして指導者としてのキャリアをスタートさせました。2004年から監督を務めたボスニア・ヘルツェゴビナのNKシロキ・ブリイェグでは、2005-06シーズンにリーグ優勝、カップ準優勝を2度（2004-05、2005-06）経験しました。2009年にはボスニア・ヘルツェゴビナ代表のコーチも務めています。

2009年9月、J2・愛媛FCの監督に就任し、2012年シーズン終了後に退任。2014年8月には、財前恵一の後任としてJ2・コンサドーレ札幌の監督に就任し、一時は17位まで低迷していたチームを立て直しましたが、昇格には至らず、2015年7月24日に退任しました。

その後、2017年にHŠKズリニスキ・モスタルの監督に就任し、FCプネー・シティのコーチを経て、2021年3月から2022年4月までU-19ボスニア・ヘルツェゴビナ代表を指揮しました。

指導クラブ

アルメリア コーチ
2004-2007 NKシロキ・ブリイェグ
2009 ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 コーチ
2009-2012 愛媛FC
2014-2015 コンサドーレ札幌
2017 HŠKズリニスキ・モスタル
FCプネー・シティ コーチ
2021-2022 U-19ボスニア・ヘルツェゴビナ代表

タイトル

選手時代

FKヴェレジュ・モスタル
ユーゴスラビアカップ：1回（1985-86）
レアル・ブルゴスCF
セグンダ・ディビシオン：1回（1989-90）

監督時代

NKシロキ・ブリイェグ
* プレミイェル・リーガ：1回（2005-06）

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