NKシロキ・ブリイェグ

ノゴメトニ・クルブ・シロキ・ブリイェグ：クラブの歴史、特徴、タイトル

ノゴメトニ・クルブ・シロキ・ブリイェグ（Nogometni klub Široki Brijeg）は、ボスニア・ヘルツェゴビナのシロキ・ブリイェグに本拠地を置くサッカークラブです。このクラブは、地域住民の多くがクロアチア人であるという背景から、クラブ自体やサポーターにも強いクロアチアのアイデンティティが反映されています。クロアチア本国出身の選手が多く在籍していることも、その特徴の一つです。

クラブのエンブレム上部には、クロアチア国旗にも見られる特徴的な市松模様（シャホヴニツァ）が描かれています。このデザインは、クラブのルーツと地域社会との結びつきを象徴しています。

歴史

ユーゴスラビア時代、シロキ・ブリイェグはユーゴスラビア・プルヴァ・リーガ（当時の1部リーグ）への昇格経験がなく、地方の小規模クラブに過ぎませんでした。しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立後、クロアチア人リーグ（ヘルツェグ・ボスニアリーグ）で最多となる4回の優勝を果たし、その名を Bosna I Hercegovina国内に広めました。
リーグ統一後もその勢いは衰えず、2003-04シーズンにはついに念願のリーグ初優勝を達成しました。この優勝は、クラブの歴史における重要なマイルストーンとなりました。

タイトル

シロキ・ブリイェグは、これまでに以下のタイトルを獲得しています。

国内リーグ

プレミイェル・リーガ：2回（2003-04, 2005-06）

国内カップ

ボスニア・ヘルツェゴビナカップ：3回（2006-07, 2012-13, 2016-17）

国際タイトル

なし

これらのタイトルは、クラブの長年の努力と地域社会の支援の賜物と言えるでしょう。

クラブの特徴

シロキ・ブリイェグは、地域に根ざしたクラブとして、熱心なサポーターに支えられています。また、クロアチアとの強い繋がりを持ち、多くのクロアチア人選手が在籍していることも特徴です。近年は、欧州のカップ戦にも出場するなど、国際的な舞台でもその名を知られるようになってきました。

歴代監督

クラブの歴史を彩ってきた歴代の監督たちです。

ゾラン・ブバロ (2005-2006)
イヴィツァ・カリニッチ (2006-2007)
トニ・カラチッチ (2007-2009)
マリオ・チュトゥク (2007-2008)
イヴァン・カタリニッチ (2008-2009)
イヴィッツァ・バルバリッチ (2009)
トニ・カラチッチ (2009-2010)
イヴォ・イシュトゥク (2010-2011)
ブラジュ・スリシュコヴィッチ (2011)
マリオ・チュトゥク (2011)
ブランコ・カラチッチ (2011-2012)
マリヤン・ブロウデク (2012)
アント・コキッチ (暫定) (2012)
スラヴェン・ムサ (2012-2015)
ダヴォル・ムラディナ (2015)
スラヴェン・ムサ (2015-2016)
ブランコ・カラチッチ (2016)
デニス・チョリッチ (暫定) (2016-2017)
ゴラン・サブリッチ (2017-2018)
ボリス・パヴィッチ (2018)
デニス・チョリッチ (暫定) (2018)
ゴッツェ・セドロスキー (2018-2019)
デニス・チョリッチ (2019-)

まとめ

ノゴメトニ・クルブ・シロキ・ブリイェグは、ボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー界において、独自の地位を築いているクラブです。地域社会との強い結びつき、クロアチアとの関係、そして数々のタイトルが、その歴史を物語っています。今後の更なる発展が期待されるクラブの一つです。

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