イ・ジョンウン (女優)

イ・ジョンウン：韓国映画界を支える名女優

イ・ジョンウン（李姃垠、1970年1月23日生まれ）は、韓国の舞台、映画、ドラマで長年にわたり活躍してきた実力派女優です。漢陽大学校演劇映画学科を卒業後、1991年に舞台『真夏の夜の夢』でデビューしました。

確かな演技力で数々の作品に出演

デビュー以来、イ・ジョンウンは数多くの映画やドラマで、その存在感を発揮してきました。特にポン・ジュノ監督作品への出演が多く、『母なる証明』、『オクジャ/okja|オクジャ_okja』、『パラサイト 半地下の家族』など、重要な役どころを演じています。

『パラサイト 半地下の家族』では、物語のキーとなる家政婦役を演じ、その卓越した演技力で、韓国のアカデミー賞とも言われる大鐘賞映画祭をはじめ、数々の映画賞で助演女優賞を受賞しました。この作品は、韓国映画として初めてアカデミー賞を受賞し、イ・ジョンウンの名を世界に知らしめるきっかけとなりました。

日本映画への出演

イ・ジョンウンは、日本映画にも出演しており、2018年には映画『焼肉ドラゴン』で一家の母親役を演じました。PRイベントでは、来日は叶わなかったものの、手紙で「離れていても、わたしたちが家族であることを決して忘れません」というメッセージを寄せ、日本のファンを感動させました。

多彩なドラマ出演

イ・ジョンウンは、映画だけでなく、数多くのドラマにも出演しています。『女王の教室』、『ああ、私の幽霊さま』、『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ』、『椿の花咲く頃』など、様々なジャンルのドラマで、その演技力を発揮しています。最近では、『海街チャチャチャ』、『私たちのブルース』など、Netflixで配信される作品にも出演し、世界中の視聴者から注目を集めています。

受賞歴

イ・ジョンウンは、その演技力が高く評価され、数々の賞を受賞しています。

第26回大韓民国文化演芸大賞 ドラマ部門女性優秀演技賞（『ミスター・サンシャイン』『知ってるワイフ』）
第55回百想芸術大賞 TV部門大賞・助演女優賞（『眩しくて -私たちの輝く時間-』）
第33回KBS演技大賞（『椿の花咲く頃』）
第4回アジア・アーティスト・アワード チョイス賞・シーンスティラー賞・フォーカス賞
第53回大鐘賞映画祭 助演女優賞（『パラサイト 半地下の家族』）
第40回青龍映画賞 助演女優賞（『パラサイト 半地下の家族』）
第24回春史大賞映画祭 助演女優賞（『パラサイト 半地下の家族』）
第26回全米映画俳優組合賞キャスト賞（『パラサイト 半地下の家族』）
* シアトル映画批評家協会賞2019 アンサンブルキャスト賞（『パラサイト 半地下の家族』）

これらの受賞は、イ・ジョンウンが韓国映画界において、いかに重要な存在であるかを示しています。

イ・ジョンウンは、これからも様々な作品で、その豊かな表現力と確かな演技力で、私たちを魅了し続けるでしょう。

もう一度検索