イーディ・ブリット

イーディ・ブリット：『デスパレートな妻たち』の魅惑的な住人

イーディ・ブリットは、アメリカのテレビドラマ『デスパレートな妻たち』に登場する、忘れがたいキャラクターの一人です。演じるのはニコレット・シェリダン。日本語吹替は安達忍が担当しています。

人物像

告解に通う描写からカトリック教徒であることが示唆されますが、信仰心はそれほど篤くはないようです。職業は不動産業者で、ウィステリア通りを縄張りにしています。他の業者が足を踏み入れようものなら、激しい勢いで追い払います。

スーザンとは、ことごとく同じ男性を好きになるため、犬猿の仲と言えるでしょう。男性にはモテるものの、女性の友人ができないことにコンプレックスを抱いています。2度の離婚歴があり、最初の夫との間に息子がいますが、父親に引き取られています。

ドラマでの活躍

シーズン1

近所に引っ越してきた配管工のマイクに惹かれますが、スーザンも彼に好意を寄せていることに気づき、あの手この手でアプローチを試みます。しかし、結局マイクはスーザンを選び、イーディはスーザンの恋を応援する羽目になります。

スーザンのせいで自宅が全焼し、唯一の友人であるマーサが居候を申し出てくれます。しかし、マーサは失踪。近隣住民と捜索活動をするも、遺体で発見され、イーディは悲しみに暮れます。葬儀の代わりにマーサの散骨をしようと湖を訪れた際、スーザンから「あなたの家を燃やしたのは私」と告白され激怒。マーサの遺灰をスーザンの顔にぶちまけます。その後、毎週火曜日に開催されるポーカー・パーティーに誘われることを条件に、表面的には和解。スーザンがマイクと別れた際には、バーに連れて行くなど励ましますが、結局男性を巡る争いが原因で関係は元に戻ります。

やがてスーザンの元夫であるカールと恋人関係になり、彼の娘であるジュリーに取り入ろうとします。

シーズン2

カールと同棲を始めると、スーザンに二人の関係を知られてしまい、挑発したことで車で轢かれて骨折します。教会でのジュリーの歌の発表会で、どちらが伴奏を務めるかで揉めるなど、その後も顔を合わせる度に喧嘩になります。

スーザンが手術のための保険がないとカールに相談すると、偽装結婚による保険適用を提案。しかし、スーザンが結婚したのはカールでした。偽装結婚の秘密を守ろうとしたカールのプロポーズを受け、結婚式の準備を進めますが、スーザンの元恋人ロンに真実を聞かされ、激怒。結婚式を豪華にすることをカールに約束させ、スーザンには結婚式の手伝いを命じます。

しかし、カールはスーザンへの気持ちから、スーザンと関係を持った挙句に離別。スーザンが原因とは知らず、落ち込むイーディはスーザンに励まされ感謝します。しかし、スーザンの懺悔の手紙が手違いで届き、激怒したイーディはスーザンの家を燃やしてしまいます。イーディの仕業と知ったスーザンは証拠を入手しようと盗聴器を仕掛けますが、イーディに気づかれ、もみ合いになった末に蜂の巣を刺激してしまい、蜂の集中攻撃を浴び入院。見舞いに来たスーザンに、退院したら破滅させてやると宣告します。

シーズン3以降

その後も、マイクの記憶喪失を利用したり、カルロスを誘惑したりと、様々な騒動を巻き起こします。しかし、その背景には常に孤独や愛情への渇望が見え隠れしています。

イーディ・ブリットの魅力

イーディは、その大胆な行動と率直な物言いで、時に周囲を困惑させますが、どこか憎めない魅力を持っています。彼女の存在は、ドラマに常に刺激とユーモアを与え、視聴者を惹きつけました。彼女の死後もなお、『デスパレートな妻たち』のファンにとって、イーディ・ブリットは特別なキャラクターとして記憶されているでしょう。

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