ウィリアム・オブライエン (第2代トモンド侯爵)

第2代トモンド侯爵ウィリアム・オブライエン（1765年頃 – 1846年）は、トーリー党に所属したイギリスの貴族です。

生涯

ウィリアム・オブライエンは、エドマンド・ドミニク・オブライエンとメアリー・キャリックの息子として1765年頃に誕生しました。若くして軍隊に入り、第12歩兵連隊に所属。フランス革命戦争中の1794年にはグアドループ侵攻とセントルシア侵攻に参加しました。その後、東インドへ移り、第14竜騎兵連隊に移籍。1800年に軍務から引退しました。

1808年、父方の伯父である初代トモンド侯爵マロー・オブライエンが亡くなると、トモンド侯爵位を継承しました。1809年にはアイルランド枢密院の枢密顧問官に任命され、1816年から1846年までアイルランド貴族代表議員を務めました。また、コーク県総督も務めています。

1809年11月11日には聖パトリック勲章を授与され、1819年5月27日に正式に聖パトリック騎士団員に叙任されました。1826年7月3日には、連合王国貴族であるタッドキャスター男爵に叙されています。

1846年8月21日、ウィリアム・オブライエンは自宅で亡くなりました。トモンド侯爵位は弟のジェームズが継承しましたが、タッドキャスター男爵位は廃絶となりました。

家族

1799年9月16日、エリザベス・トロッターと結婚し、4人の娘をもうけました。

スーザン・マリア（1857年没）：1824年、ジョージ・フレデリック・ホサムと結婚し、子供をもうけました。
サラ（1859年没）：1830年、ウィリアム・スタンホープ・テイラーと結婚しました。
メアリー（1853年没）：1836年、リチャード・ホワイト（後の第2代バントリー伯爵）と結婚しました。
エリザベス（1870年没）：1835年、ジョージ・スタックリーと結婚し、子供をもうけました。

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