ウィンターマジック

KARA 5thシングル「ウィンターマジック」：冬の情景を描く、珠玉のバラード

2011年10月19日、KARAの5枚目のシングル「ウィンターマジック」がユニバーサルミュージックよりリリースされました。前作「GO GO サマー！」から約4ヶ月ぶり、2011年3作目のシングルとなる本作は、日本語詞がオリジナルバージョンという点が大きな特徴です。これにより「ジェットコースターラブ」、「GO GO サマー！」に続き、3作目の日本語オリジナル楽曲シングルとなりました。さらに、本作はKARAのシングルでは初めて、日本人の作曲家が楽曲制作を担当した作品でもあります。

販売形態は、初回限定盤A、B、Cと通常盤の計4種類。初回限定盤AにはDVD、初回限定盤Bには28ページのフォトブック、初回限定盤Cにはボーナストラックとして「ウィンターマジック（X'mas Ver.）」が収録されるなど、それぞれの形態で異なる特典が用意されました。また、初回限定盤全種類には、「ウィンターマジック豪華スペシャルグッズプレゼント」の応募券が封入されていました。

表題曲「ウィンターマジック」のミュージックビデオは、日本で初めてストーリー仕立ての映像作品として制作されました。冬の情景を美しく表現した映像は、楽曲の世界観をより一層引き立てています。

チャート記録：オリコンチャート3位、各ランキングで上位を記録

「ウィンターマジック」は、2011年10月31日付オリコン週間シングルチャートで3位を獲得。初動売上は7.8万枚を記録しました。これは前作「GO GO サマー！」と比較して約3.6万枚減少した数値ではありますが、それでも日本デビューシングル「ミスター」から5作連続でオリコン週間チャートTOP10入りを果たすという快挙を成し遂げました。デイリーチャートでも好成績を収め、10月18日4位、10月19日～24日の3日間は最高位2位を獲得するなど、7日連続でTOP5入りを果たしています。

月間チャートでは、2011年10月度5位、11月度37位と2ヶ月連続でTOP50入り。さらに、2011年10月度の日本レコード協会ゴールドディスク認定でゴールドに認定されるなど、商業的にも大きな成功を収めました。年間チャートでも2011年度64位と、2011年にリリースされた3作品全てが年間チャートにランクインしています。

Billboard JAPANの各チャートでも上位にランクイン。Billboard JAPAN HOT 100、Billboard JAPAN Hot Singles Sales、Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplayで2位、Billboard Hot Top Airplayで7位を獲得しました。その他、ミュージックステーションのパワーランキング、FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50、サウンドスキャン週間シングルCDソフトTOP20、COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TV、RIAJ有料音楽配信チャートなど、様々な音楽チャートで上位にランクインし、その人気を証明しました。

音楽評論：90年代J-POPを思わせるメロディーと透明感あふれるボーカル

音楽サイトhotexpressの武川春奈氏は、「ウィンターマジック」について、「冬をイメージしたバラードで、90年代のJ-POPを思わせるメロディーと、透明感溢れるボーカルが大人の女性を感じさせる作品」と評しています。

収録曲：ウィンターソングと、カップリング曲「ウィスパー」

シングルには、表題曲「ウィンターマジック」とそのインストゥルメンタルバージョンに加え、カップリング曲「ウィスパー」とそのインストゥルメンタルバージョン、そして初回限定盤Cにのみ収録されている「ウィンターマジック（X'mas Ver.）」の計5曲が収録されています。「ウィンターマジック」は、冬の情景を歌ったウィンターソングとして、多くのリスナーの心に響きました。「ウィスパー」は、異なる雰囲気を持つ楽曲であり、シングルの幅を広げています。

初回限定盤Aには、「ウィンターマジック」のミュージックビデオとそのクローズアップバージョン、オフショット映像が収録されたDVDが付属していました。

「ウィンターマジック」は、KARAの音楽性と、日本の音楽シーンにおける高い人気を改めて示した、記憶に残る1枚となりました。

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