ウィー・ドント・トーク・エニモア

ウィー・ドント・トーク・エニモア (We Don't Talk Anymore)

「ウィー・ドント・トーク・エニモア」は、アメリカのシンガーソングライター、チャーリー・プースが、セレーナ・ゴメスをフィーチャーして2016年にリリースした楽曲です。この曲は、プースのデビューアルバム『Nine Track Mind』に収録され、アルバムからの3枚目のシングルとして発表されました。作曲はプースとジェイコブ・カッシャーが共同で行いました。

制作の背景

この曲の制作は、複数の場所で段階的に行われました。プースが日本を旅行中にギターのメロディーを思いつき、その後、フィリピンでビートが作られました。ボーカルはロサンゼルスで録音されています。セレーナ・ゴメスとのコラボレーションは、MTV Video Music Awardsのアフターパーティーでプースが彼女に曲を聴かせたことがきっかけです。プースはゴメスの歌声が曲に合うと考え、2番を歌うことを依頼しました。ゴメスのボーカルは、なんとクローゼットの中で15分という短時間で録音されたそうです。2人のコラボレーションは2015年12月10日に発表され、翌年1月10日にはティーザー映像が公開されました。

楽曲の特徴

「ウィー・ドント・トーク・エニモア」は、トロピカルな雰囲気が特徴的なポップソングです。キーはC♯マイナーで、テンポは100BPMです。歌詞は、円満に別れたはずの相手に未練が残り、友人として接することもできない複雑な心境を歌っています。プース自身は、この曲について「別れた後、友達のように話せなくなるのは悲しいこと。そういう別れ方をした人たちの気持ちを描いた」と語っています。

評価

この曲は、音楽評論家からも高い評価を受けています。ブレンナン・カーリーは、「2人のポップスターが交互に歌い、トロピカルなトレンドを取り入れている」と評し、「聞きやすく、価値のあるポップソング」と付け加えました。NJ.comのボビー・オリバーは、「中毒性があり、ラジオでヒットするために作られたようだ」と述べています。MTVのマドレーン・ロスは、「ボーカルの重なりがとても美しい」と賞賛し、フューズのマリー・シャーマンは、「とてもキャッチーで、サビが頭から離れない」とコメントしています。Idolatorのマイク・ワスもこの曲を絶賛しました。

チャート成績

「ウィー・ドント・トーク・エニモア」は、アメリカのBillboard Hot 100で最高9位を記録し、プースにとって2曲目、ゴメスにとって6曲目のトップ10シングルとなりました。また、世界20カ国以上でトップ10入りを果たし、イタリア、レバノン、ルーマニアでは1位を獲得しています。

クレジット

チャーリー・プース – リードボーカル, 作曲, プロデューサー
セレーナ・ゴメス – フィーチャードボーカル, 作曲
* ジェイコブ・カッシャー・ヒンドリン – 作曲

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