ウェザーショー・空飛ぶお天気スタジオ

『ウェザーショー・空飛ぶお天気スタジオ』について

TBSで1981年3月30日から1982年3月26日までの約1年間にわたり放送された『ウェザーショー・空飛ぶお天気スタジオ』は、天気予報を基にした生活情報番組です。本番組は桃屋の一社提供で、放送時間は月曜日から金曜日までの午前6時50分から7時までという朝の時間帯に設定されていました。

番組の特色として、進行役を務めたのは宇江佐りえでした。彼女は「ウェザーギャル」として親しまれ、解説には日本気象協会の予報官が登場しました。この番組では、その日の天候情報や生活に役立つ情報が紹介され、視聴者にとっては欠かせない朝の習慣となりました。

宇江佐は宇宙人の衣装をまとい、これまでにない斬新なスタイルで番組に臨みました。また、スタジオセットは宇宙船を模したカプセル形状で設計され、クロマキー技術を使用して全国のJNN各局が設置したお天気カメラの中継映像が合成されることで、まさに「空飛ぶ」雰囲気を演出しました。これにより番組は視覚的にも大きなインパクトを与え、宇江佐にとっては彼女のキャリアにおける「出世作」となる重要な役割を果たしました。

興味深いことに、後にTBSの看板天気キャスターとして活躍する森田正光は、当時この番組を非常に楽しんで視聴していたそうです。1993年末に放送された特番『関口宏の報道30時間テレビ』の中のコーナー「森田さんのお天気はじめて物語」では、当時の『ウェザーショー』を再現し、宇江佐をゲストに招いて懐かしいエピソードを語り合う場面もありました。

また、番組はその後「ウェザーりえの朝一番」という形でさらに発展し、宇江佐は1982年3月29日からは午前7時から放送されるワイド番組『朝のホットライン』でもメインキャスターを務めることになりました。このように、彼女はTBSの朝の顔として長きにわたって親しまれる存在となり、芸能界でのさらなる活躍の基盤を築いたと言えるでしょう。

関連項目

• - ウェザーりえの朝一番: 本番組の後継番組。

この番組は、当時の視聴者に愛され続け、宇江佐りえの名を広く知らしめるきっかけとなりました。天気情報だけでなく、観る人に楽しさを届ける新しい形の情報番組として、今なお語り継がれることに価値があります。

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