ウェズリー・ストリック

ウェズリー・ストリックは、1954年2月11日にニューヨークで生まれたアメリカ合衆国の脚本家です。カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、ニューヨークでロック・ジャーナリストとして活動し、「ローリング・ストーン」誌などに寄稿していました。

ジャーナリストとしてのキャリアを経て、脚本家へと転身したストリックは、『ケープ・フィアー』の脚本で注目を集めました。以降、サスペンス・スリラーを中心に数多くの映画の脚本を手がけ、その才能を発揮しています。

1994年には、映画『ウルフ』でサターン脚本賞を受賞し、その実力が広く認められました。彼の作品は、観客を惹きつける巧みなストーリーテリングと、登場人物の心理描写が深く掘り下げられている点が特徴です。また、時には監督としても作品に携わり、その多才ぶりを発揮しています。

主な作品としては、以下のようなものがあります。

『トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ弁護士の執念』(1989) - 劇場未公開
『アラクノフォビア』(1990)
『ケープ・フィアー』(1991)
『愛という名の疑惑』(1992)
『ウルフ』(1994)
『闇を見つめる瞳』(1995) - 監督も担当
『セイント』(1997)
『リターン・トゥ・パラダイス』(1998)
『グラスハウス』(2001)
『監禁ゲーム』(2001) - 劇場未公開、監督も担当
『DOOM』(2005)
『エルム街の悪夢』(2010)
『パーフェクト・ルーム』(2014)
『高い城の男』(2016,2018,2019) - テレビシリーズ

これらの作品を通じて、ウェズリー・ストリックはサスペンス・スリラーのジャンルにおいて独自の地位を確立しました。彼の作品は、予測不能な展開と、人間の心理を巧みに描いたストーリーで、多くの観客を魅了し続けています。

また、脚本家としての活動以外にも、監督としての才能も発揮しており、今後も彼の新たな作品が期待されます。

もう一度検索