ウエスタンランド・シューティングギャラリー

ウエスタンランド・シューティングギャラリー：西部劇の世界で繰り広げられる射撃ゲーム

東京ディズニーランドのウエスタンランドに位置する『ウエスタンランド・シューティングギャラリー』は、西部開拓時代をテーマにした射撃型アトラクションです。一般的な射的とは異なり、赤外線センサーと発信装置を用いたシステムを採用。銃から発射された赤外線が的のセンサーに感知されると命中と判定され、スコアが記録されます。

アトラクションの舞台は、当時の酒場を思わせるサルーン。細部までこだわった西部劇風のインテリアが来場者を迎えます。他のアトラクションとは異なり、パスポートは不要で、1回200円の料金で気軽に楽しむことができます。

使用される銃は、1870年型のウィンチェスターライフルを模した22口径ライフルのレプリカで、19丁が用意されています。小さなお子さんでも楽しめるよう、銃台の足元には踏み台も設置されています。

かつては15発の弾丸でゲームが進行し、命中数に関わらず弾丸が尽きれば終了していました。しかし、リニューアルを経て、現在は10発の弾丸でプレイし、ゲーム終了後に命中成績が記されたグーフィーのイラストとメッセージ付きのスコアカードが発行されます。

スコアカードに特別なメッセージが表示されたり、全弾命中した場合には、景品として非売品のオリジナルスーベニアメダルが贈呈されていました。その後、景品は保安官バッジに変更され、10発命中なら銀色、特別なメッセージ付きなら金色のバッジがもらえます。バッジのデザインは基本的にはグーフィーですが、季節イベントにあわせてハロウィンやクリスマスデザインのバッジが登場することもあります。例えば、クリスマスシーズンにはサンタクロースの帽子をかぶったグーフィーがデザインされたバッジが配布されました。

的は様々な仕掛けが施されており、撃つとそれぞれ個性的なリアクションを見せます。自動演奏ピアノを撃つと演奏が乱れ、居眠り中の保安官やウェイターは驚いて起き上がります。スロットマシンはドラムが回転し、棚にある瓶は揺れたり倒れたり、動物たちは鳴き声を上げます。帽子を撃つとガラガラヘビが現れ、ランプの炎は消え、柱に掛けられた服は揺れます。絵画は動き出し、牛の剥製は動きながら鳴き声をあげます。酒の樽を撃つとテキーラを飲むガイコツが現れ、キツツキはドラミングを始めます。馬車の模型が入った瓶を撃つと騒がしい音が聞こえ、棚のライフルも音を立てます。壁の穴を撃つと人が現れ、不規則に現れるネズミも撃つことができます。

ウエスタンランド・シューティングギャラリーは、単なる射撃ゲームではなく、西部劇の世界観と様々な仕掛けが融合した、大人も子供も楽しめる魅力的なアトラクションです。独特の雰囲気と、的を撃った際のリアクションの面白さ、そして景品獲得の楽しみが、多くの来場者を引きつけています。手軽な価格も魅力の一つであり、東京ディズニーランドを訪れた際には、ぜひ一度体験してみてください。

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