ウォルター・ザービアック

ウォルター・ザービアック（Walter Szczerbiak、1949年8月21日 - ）は、ドイツのハンブルク出身のアメリカ合衆国の元バスケットボール選手です。彼は特にヨーロッパの舞台で輝かしいキャリアを築き、その功績は広く認められています。息子のウォーリー・ザービアックもまた、バスケットボール選手として活躍しています。

経歴

ジョージ・ワシントン大学を卒業後、1971年のNBAドラフトでフェニックス・サンズから指名を受けましたが、NBAでのプレーは実現しませんでした。しかし、同年のABAドラフトではダラス・チャパラルズ（現サンアントニオ・スパーズ）から指名を受けており、ABAのピッツバーグ・コンドルズに所属することになりました。

コンドルズが消滅した際には、ケンタッキー・カーネルズに指名されましたが、チームから解雇されるという不運にも見舞われました。

その後、ザービアックはヨーロッパに渡り、レアル・マドリード・バロンセストでプレーしました。レアル・マドリードでは、1974年、1978年、1980年の欧州チャンピオンズカップ（現在のユーロリーグ）で優勝するという輝かしい実績を残しました。また、インターコンチネンタルカップでも3回優勝し、1977年大会ではMVPに選ばれるなど、その実力をヨーロッパの舞台でいかんなく発揮しました。

2008年2月3日には、半世紀以上にわたるユーロリーグの歴史の中で、最も偉大な50人の貢献者の一人として表彰されました。これは、ザービアックがヨーロッパのバスケットボール界に与えた影響の大きさを物語っています。

プレースタイル

ザービアックは、優れたシュート力と高いバスケットボールIQを兼ね備えた選手でした。特に、アウトサイドからのシュートは正確で、得点源としてチームに大きく貢献しました。また、状況判断能力にも優れており、的確なパスやドリブルでチームを勝利に導きました。

まとめ

ウォルター・ザービアックは、NBAでのプレー経験はありませんが、ABAとユーロリーグで素晴らしいキャリアを築き、特にヨーロッパのバスケットボール界に大きな足跡を残しました。ユーロリーグ史上の偉大な50人に選出されたことは、彼がバスケットボール界に与えた影響の大きさを証明しています。

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