ウォルター・タバレス

エディ・タバレス：大西洋を渡り、コートを制した男

エディ・タバレス、本名ウォルター・サムエル・タバレス・ダ・ヴェイガ。1992年3月22日、大西洋に浮かぶカーボベルデ共和国で生まれた彼は、類まれな才能を持つバスケットボール選手として世界中にその名を轟かせました。

彼のキャリアは、故郷を離れ、スペインへと渡ったことから始まります。2009年、バスケットボール選手としての道を追求するため、カナリア諸島へと渡ったタバレスは、CBグラン・カナリアと契約。UBラ・パルマへのレンタル移籍を経て、チームの中心選手として活躍しました。ULEBユーロカップでの活躍は、NBAスカウトの注目を集め、2014年にはCBグラン・カナリアと3年契約を締結。同年、NBAドラフトでアトランタ・ホークスから43位で指名され、NBA史上初のカーボベルデ出身選手となりました。これは、彼の努力と才能が国際的な舞台で認められた瞬間でした。

2014-15シーズンまでCBグラン・カナリアでプレーした後、タバレスは2015年のサマーリーグに参加。アトランタ・ホークスの首脳陣に好印象を与え、7月9日には正式に契約を結びました。しかし、NBAでの出場機会は限られ、2016年10月31日、チームを解雇されてしまいます。その後、Dリーグのラプターズ905に加入し、経験を積みました。

2017年4月11日、クリーブランド・キャバリアーズと3年契約を結びましたが、直後に右手首を負傷。怪我に苦しみ、プレーオフに出場することはできませんでした。そして、2017-18シーズン開幕直前の10月11日、再び解雇という厳しい現実を突きつけられます。

NBAでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、タバレスの才能は依然として輝きを放っていました。2017年11月7日、彼はレアル・マドリード・バロンセストと3年契約を結び、リーガACBに復帰。新たな舞台で、再び彼の活躍が期待されています。

彼の物語は、才能と努力だけでは成功を掴むことができない、ということを私たちに示唆しています。怪我や不運、そして厳しい競争の中で、彼は常に前を向き、挑戦を続けてきました。故郷を離れ、大西洋を渡り、数々の困難を乗り越えてきた彼の経験は、多くのアスリートにとって大きな励みとなるでしょう。エディ・タバレスの今後の活躍に、世界中が注目しています。彼のキャリアは、まだまだ続くのです。

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