ウズベクネフテガス

ウズベクネフテガス (Uzbekneftegaz NHC)

ウズベクネフテガスは、ウズベキスタン国内で石油や天然ガスの探査、採掘、抽出を行う国営企業です。正式名称は、ラテン文字表記でUzbekneftegaz NHC (National Holding Company)、ウズベク語で"O`zbekneftgaz" MXK (Milliy Xolding Kompaniyasi)、ロシア語でНХК "Узбекнефтегаз" (Национальная Холдинговая Компания)と表記されます。

歴史

ウズベクネフテガスは1992年に設立されました。1998年には国営企業となり、ウズベキスタン国内における石油・天然ガス採掘事業のほぼ全てを担うようになりました。

事業内容

ウズベクネフテガスは、以下の企業と提携し、国内外で幅広い事業を展開しています。

韓国石油公社
中国石油天然気集団
ルクオイル
ペトロナス

これらの企業と協力し、アラル海周辺地域をはじめとするウズベキスタン国内各地で、石油・天然ガスの採掘事業を積極的に展開しています。

ウズ＝コル・ガスケミカル

2008年2月、ウズベクネフテガスは韓国ガス公社と共同で、ジョイントベンチャー企業であるウズ＝コル・ガスケミカル (Uz-Kor Gas Chemical) を設立しました。この合弁会社は、約1330億m3の天然ガス埋蔵量が見込まれる油田・ガス田の開発に合意し、ウズテュルト (Ustyurt)ガス化学複合施設を建設しました。この施設では、年間10万トンの石油採掘に加え、年間40億m3のガスと年間約50万トンのプラスチック生産能力を有しています。

韓国石油公社との協力

韓国石油公社との協力関係も深く、ウズベキスタン東部のナマンガン＝テルガチ区間とチュスト＝パプ区間において、共同で石油採掘を行うことで合意しています。

ペトロベトナムとの協力

2008年8月には、ペトロベトナムとの間で共同事業を行うことで合意しました。具体的な事業内容については、今後の発表が待たれます。

カンディム＝ハウサク＝シャディ＝クングラド・プロジェクト

ルクオイルとは、ウズベキスタンの天然ガス田を開発するカンディム＝ハウサク＝シャディ＝クングラド・プロジェクトを共同で進めています。このプロジェクトは、ウズベキスタンのエネルギー開発における重要な柱の一つとなっています。

中国石油天然気集団との協力

中国石油天然気集団とは、中央アジア＝中国ガスパイプラインのウズベキスタン側のパイプライン建設事業を共同で行い、パイプラインを保有することで合意しています。さらに、ミングブラク油田の開発を行う合弁企業も設立し、協力関係を強化しています。

GTLプロジェクト

ウズベクネフテガスは、サソール、ペトロナスとともに、ウズベキスタンGTL (Gas to Liquids) プロジェクトを共同で行うことを発表しました。GTLは、天然ガスを液体燃料に変換する技術であり、エネルギー資源の多様化に貢献することが期待されています。

連絡先

e-mail：[email protected]
電話番号：(+998-71) 233-57-57, 236-02-10
fax番号：(+998-71) 236-77-71

外部リンク

公式サイト（ウズベク語）（ロシア語）（英語）

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