ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.

ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.

『ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.』は、日本テレビで1990年4月から1992年6月まで放送されたバラエティ番組です。通称は「ウンナンのSHA.LA.LA.」。この番組は、ウッチャンナンチャン（内村光良、南原清隆）を中心に、劇団SHA・LA・LAのメンバーが出演し、独自のコントや企画を繰り広げました。

番組は最初、日曜17:00枠で放送されていた15分の短い形からスタートしましたが、後に火曜の25:10枠で30分番組に拡大されました。タイトルのSHA.LA.LA.は、劇団SHA・LA・LAの名前に由来しており、出演者全員がこの劇団に所属していました。1991年9月まで同枠で放送されましたが、10月からは新設された日曜22:30枠の『笑撃的電影箱』に移動しました。

しかし、同番組はほどなくして休止に入り、その後終了。その理由としては、ウッチャンナンチャンがフジテレビの映画『七人のおたく』の撮影に専念したためとされています。この番組の終了後、1992年10月に『ウンナン世界征服宣言』が新たに放送が開始されました。後続番組『世界征服宣言』では、プロデューサーが変更され、番組制作の方針も変わりました。また、同番組が休止中に高視聴率を記録した『進め!電波少年』が続いたことも、放送曜日の変更に影響を与えました。

出演者とコーナー

この番組にはウッチャンナンチャンの他にも、出川哲朗や入江雅人、田中和治、仁井田さゆりなどの劇団SHA・LA・LAのメンバーが出演しました。主なコーナーには、ショートコントを披露する「SHA.LA.LA Collection」、有名曲のパロディPVを制作する「ユーミン劇場」、入江による一人語りの「マサトの部屋」などがあり、様々なスタイルのパフォーマンスが展開されました。

また、「ウッチャンナンチャンの新体操に挑戦」や「ウッチャンナンチャンのリーダー適正チェック」など、多彩な企画が放送されました。特に「日本一のおバカさん決定戦」は出川哲朗がディフェンディングチャンピオンとなるなどの盛り上がりを見せました。

スタッフと音楽

スタッフには、内村と南原が監修を行うほか、多数の構成作家と技術スタッフが携わり、番組の制作を支えていました。テーマ曲としては、オープニングに渡辺美里の「シャララ」、長渕剛の「SHA-LA-LA」が使用され、エンディングには石川よしひろの楽曲が流れました。

歴史的な意義

『ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.』は、ウッチャンナンチャンの人気を確立し、後のバラエティ番組への影響を与えた重要な番組です。特に、出演者たちのリアクション芸や独自のコントスタイルは、今でも日本のテレビ番組に引き継がれています。さらに、2018年には『24時間テレビ41』でウンナンと出川が共演する場面も見られ、彼らの絆は今も続いています。このように、ウッチャン・ナンチャンは日本のバラエティ文化において重要な役割を果たし、多くのファンに愛される存在となっています。

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