ウルトラ警備隊 モンスターアタック

ウルトラ警備隊 モンスターアタック

『ウルトラ警備隊 モンスターアタック』は、ロケットカンパニーが手掛けたゲームボーイアドバンス専用のシミュレーションゲームです。このソフトは、円谷プロダクションの監修を受けており、ウルトラマンシリーズの中から厳選されたエピソードをプレイヤーに追体験させます。

ゲームの概要

このゲームでは、プレイヤーは科学特捜隊やウルトラ警備隊、そしてMAT（モンスターアタックチーム）に所属する隊員となり、ウルトラマンと共に迫り来る怪獣を撃退することが目的です。特筆すべきは、本作が「防衛隊」を主役にした点です。ウルトラマンを直接操作することはできず、コマンドを入力することで自動的に行動します。このシステムにより、プレイヤーは隊員たちに怪獣の撃退や建物の防衛を命じながら、戦局を戦略的に進めていきます。

ゲームの中で、怪獣やウルトラマンの攻撃によって建物や基地が破壊されると、隊員たちの支持率が低下し、それに伴って報酬金が減少します。支持率が下がると、次回出動時に機体の改良や武器の強化が難しくなるため、プレイヤーは常に被害を最小限に抑える戦術を考えることが求められます。このような点が、ゲームを進める上での面白さとなっているのです。

また、本作には独自の「方向」の概念が導入されています。単に怪獣に正面から攻撃するのではなく、側面や背面からの攻撃を行うことが推奨されます。さらに、ウルトラマンが怪獣を倒してしまうと、支持率の上昇が少なくなってしまうため、頼もしい味方であっても彼に全ての戦闘を任せることは損失を招くのです。このバランスが戦略を一段と複雑にし、プレイヤーにとっての挑戦となります。

ゲームは、戦闘前に自衛隊に援軍を求める選択肢が登場します。この選択肢によって、戦闘部隊のユニット数が増える一方で報酬金が減るため、どちらを選ぶかが重要です。最初に選ぶ組織によって異なる3つのルートが用意されており、どの道を選んでも多くの怪獣やウルトラ戦士が登場します。

登場怪獣

本作には多様な怪獣が登場し、プレイヤーは彼らと対峙します。代表的なキャラクターには、ウルトラマンの他に、バルタン星人、レッドキング、ゴモラなどが含まれます。それぞれの怪獣には独自の特徴や攻撃パターンがあります。例えば、バルタン星人は円盤を駆使しての戦いを挑み、レッドキングやゴモラといった恐ろしい存在もプレイヤーに襲いかかります。

このゲームでは、様々な戦闘シーンを通じて原作の名シーンを再現し、ファンにはたまらない体験を提供します。映画やテレビシリーズでのストーリーやキャラクターがリスペクトされており、懐かしいファンには心躍る内容となっています。

販売展開

ゲームの初回生産分には、特典として科特隊と連携した『流星バッジ』が付属しています。このバッジはデザイン性も高く、ファンアイテムとしても評判です。

関連項目

本作の前身となるゲームとして『スーパー特撮大戦2001』があります。ウルトラ警備隊 モンスターアタックは、このような作品の要素を多く取り込み、現代のゲームシーンに新たな風を吹かせる作品となっています。

興味がある方は、公式サイトでさらに詳しい情報を確認できます。

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