ウルトラC (東京事変の映像作品)

東京事変 ライブツアー 2010 ウルトラC：ライブ映像作品の詳細

2010年、東京事変はオリジナルアルバム『スポーツ』発売を記念して、全国ツアー『東京事変 live tour 2010 ウルトラC』を開催しました。約2年半ぶりのツアーとなったこのライブは、各メンバーの出身地を含む複数の都道府県を巡回し、大きな話題となりました。

このツアーの模様を収録したライブ映像作品『ウルトラC』は、DVDとBlu-ray Discの2形態でリリースされました。DVDは2010年8月25日、Blu-ray Discは9月8日に発売され、Blu-ray Discでのリリースは東京事変にとって初の試みでした。DVD発売日には、過去のライブツアー「Spa ＆ Treatment」のDVDも一般発売され、ファンにとって嬉しいリリースラッシュとなりました。

ライブ映像作品『ウルトラC』の内容

『ウルトラC』は、ツアー中に行われた東京国際フォーラム公演（2日目）の模様を余すことなく収録しています。高音質・高画質で、臨場感あふれるライブの興奮を自宅で楽しむことができます。

さらに、この作品には、ツアーを彩ったもう一つの要素であるスペシャルメニュー映像が特典として収録されています。メンバーの出身地である千葉、福岡、大阪、島根、岡山の各公演で、特別に用意されたサプライズ企画です。本編とは異なる演出や選曲で、各公演の特別な雰囲気を味わうことができる貴重な映像となっています。

先行配信として、収録曲の一部である「電波通信」「絶体絶命」「能動的三分間」「スイートスポット」のライブ映像が、8月11日より主要配信サイトで配信開始されました。これにより、アルバム発売前にツアーの雰囲気を味わうことが可能となりました。

ツアー『ウルトラC』の特徴

『ウルトラC』ツアーの大きな特徴は、メンバーの出身地やゆかりのある地域を積極的に選んでいる点です。これは、単なる全国ツアーではなく、メンバーにとって特別な意味を持つ場所での公演を重視した、東京事変らしい企画と言えるでしょう。

また、ライブ演出も注目に値します。序盤から中盤にかけては、MCを極力減らし、代わりに演奏曲を増加させることで、よりダイナミックなライブ構成を目指しました。CGなどの映像演出を効果的に用いることで、楽曲の世界観をさらに深める演出がなされています。このソリッドでシャープな演出は、後に椎名林檎のソロ活動にも繋がっていく重要な要素となりました。

舞台・映像演出は、児玉裕一が担当。彼の高い技術とセンスが、ツアー全体を盛り上げ、記憶に残る素晴らしいライブを演出することに貢献しました。

まとめ

『ウルトラC』は、東京事変の音楽性とパフォーマンスを余すことなく捉えた、まさに決定版と言えるライブ映像作品です。高音質、高画質の映像と、貴重な特典映像によって、ライブの臨場感と興奮を再び味わうことができます。東京事変ファンのみならず、音楽ファン全体にとって、必見の作品と言えるでしょう。

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