ウルフ・フィントアイゼン

ウルフ・フィントアイゼン（Ulf Findeisen、1962年3月2日 - ）は、旧東ドイツのカール＝マルクス＝シュタット県（現在のザクセン州の一部）、Zschopau出身の元スキージャンプ選手です。1980年代に東ドイツ代表として国際舞台で活躍しました。

プロフィール

フィントアイゼンは、Wünschendorfで父親の指導のもとスキージャンプを始めました。13歳の時にオーベルヴィーゼンタルのスポーツクラブSC Traktor Oberwiesenthalへ移籍し、イェンス・バイスフロクらと共にトレーニングを積みました。

1982年12月30日、オーベルストドルフでスキージャンプ・ワールドカップにデビューを果たします。ジャンプ週間では4戦いずれも30位以下と苦戦しましたが、1月9日のハラコフで初の1桁順位（5位）を獲得。その後、7位、4位と上位の成績を収めました。また、東ドイツ選手権の90m級では優勝を果たしました。

翌1983-1984シーズンも東ドイツ選手権の90m級で優勝。1984年ノルディックスキー世界選手権では、団体戦で銀メダル獲得に貢献しました。

1986年1月19日、地元オーベルヴィーゼンタルで開催されたワールドカップで初優勝を飾ります。このシーズンは総合17位となりました。翌1986-1987シーズンは、フィントアイゼンにとって最高のシーズンとなります。ジャンプ週間では第2戦ガルミッシュ＝パルテンキルヒェンで3位に入り、総合でも自己最高の3位を記録。続いてチェコスロバキアのストルブスケ・プレソでワールドカップ通算2勝目を挙げました。さらに、1987年ノルディックスキー世界選手権にも出場しましたが、ここでは70m級25位、90m級27位と目立った成績は残せませんでした。しかし、ワールドカップのシーズン総合では自己最高の12位となりました。

1990年に現役を引退した後は、故郷ZschopauのスキークラブSV ZSCHOPAUでジュニアの指導にあたりました。現在は同クラブの会長を務めています。

主な成績

1984年ノルディックスキー世界選手権 団体銀メダル
1986年スキージャンプ・ワールドカップ オーベルヴィーゼンタル優勝
スキージャンプ・ワールドカップ 2勝
東ドイツ選手権90m級 2回優勝

外部リンク

ウルフ・フィントアイゼン - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
Ulf Findeisen auf der Website des Skivereins Nordisch Alpine Zschopau

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