ウルム大学

ウルム大学は、ドイツのバーデン＝ヴュルテンベルク州ウルム市に位置する公立大学です。1967年に設立され、比較的新しい大学ですが、理系の分野においてドイツ国内で非常に高い評価を得ています。

特徴

ウルム大学の大きな特徴は、設置されている学部が自然科学、工学、医学、数学、経済学に限られている点です。人文科学系の学部は設置されていません。この専門性の高さが、理系分野における質の高い教育と研究を支えています。

学生数は約7,000人と、ドイツの大学の中では比較的小規模ですが、その分、学生と教員との距離が近く、きめ細やかな指導が受けられる環境が整っています。特に自然科学分野においては、国内ランキングで常に上位に位置しており、数学分野では国内2位にランクインした実績もあります（Spiegel誌のランキング）。また、世界的な大学ランキングにおいても高い評価を得ており、2016-2017年のTimes Higher Educationランキングでは世界135位にランクインしています。

ウルム大学は、研究と産業の連携を重視しており、ダイムラー、ノキア、シーメンスなどの大手企業の研究所がキャンパス内に設置されています。これにより、学生は最先端の研究に触れる機会が多く、企業との共同研究にも積極的に参加できます。

国際交流も盛んで、日本の名古屋大学大学院多元数理科学研究科とは国際交流協定を締結しており、学生や研究者の交流が行われています。

まとめ

ウルム大学は、理系の分野に特化した教育と研究に強みを持つ大学です。少人数制でありながらも、質の高い教育と研究環境が提供されており、国内外から高い評価を得ています。また、産業界との連携も積極的に行っており、学生のキャリア形成をサポートしています。

外部リンク

* ウルム大学 （ドイツ語）

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