エカテリーナ・ボブロワ

エカテリーナ・アレクサンドロヴナ・ボブロワ

エカテリーナ・アレクサンドロヴナ・ボブロワは、1990年3月28日にロシアのモスクワで生まれた、元女子フィギュアスケート選手です。彼女は特にアイスダンスにおいて数々の成果を上げており、パートナーはドミトリー・ソロビエフでした。彼女はフィギュアスケート選手のアンドレイ・デプタトと結婚し、2019年には第一子の男児を出産しました。

経歴の始まり

ボブロワは4歳の時にスケートを始め、2000年にはドミトリー・ソロビエフとコンビを結成しました。彼らは2005-2006シーズンからジュニアグランプリシリーズに出場し、2006-2007シーズンにはジュニアグランプリシリーズで連続優勝を果たし、さらに初出場の世界ジュニア選手権で優勝を収めました。彼女のスケートキャリアは順調に進展していきました。

シニアへの移行

2007-2008シーズンからシニアに進出し、初めてつかんだロシア選手権での3位は彼女にとって重要なステップとなりました。2010年のバンクーバーオリンピックではロシアのアイスダンス代表として出場し、8位という結果に終わりましたが、その後は中国杯での初メダル獲得を皮切りに、ロステレコム杯での優勝や、ロシア選手権での初タイトル獲得に成功します。2011-2012シーズンにはロシア選手権での2連覇や、欧州選手権での銀メダルを獲得しました。

世界的な成功

ボブロワの競技人生の転機は2012-2013シーズンに訪れました。このシーズン、彼女は欧州選手権で初優勝を果たし、続く世界選手権でも3位を獲得しました。これにより、ロシアからのメダリストとして大きな注目を浴びました。2013-2014シーズンにはロステレコム杯での優勝を収め、オリンピック団体戦では金メダルを手にしましたが、世界選手権では怪我により出場を果たせませんでした。

復帰への道

2014-2015シーズンはパートナーの怪我により試合を欠場しましたが、2015-2016シーズンには復帰を果たし、スケートカナダやNHK杯でメダル獲得に成功。その後、ロシア選手権では5度目の優勝を達成しますが、ドーピング検査で禁止薬物のメルドニウムの検出により出場停止となり、世界選手権を欠場する結果となりました。しかし、彼女に過失はないとされ、出場禁止処分は解除されました。

引退とその後

エカテリーナ・ボブロワは2016-2017シーズンには再び表彰台に戻り、ロシア選手権での6度目の優勝を果たし、欧州選手権では3位入賞を果たしました。2018年にはロシア選手権で7度目の優勝を果たし、平昌オリンピックでは団体戦で銀メダルを獲得しました。2019年7月8日、彼女は現役からの引退を発表し、多くのファンや仲間に惜しまれながら競技人生に幕を下ろしました。

主な成績

• - 2014年ソチオリンピック団体戦金メダリスト
• - 2010年バンクーバーオリンピックアイスダンス出場
• - 2013年世界選手権3位
• - 2013年欧州選手権優勝

彼女のフィギュアスケートにおける成績は多岐にわたり、特にアイスダンス分野において偉大な功績を残しました。

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