エクスティンクション 地球奪還

エクスティンクション 地球奪還

『エクスティンクション 地球奪還』（原題：Extinction）は、ベン・ヤング監督による2018年のアメリカSFスリラー映画です。スペンサー・コーエン、エリック・ヘイサラー、ブラッド・ケインが脚本を手がけ、Netflixで配信されました。

あらすじ

エンジニアのピーターは、異質な敵に人々が襲われ殺される悪夢に悩まされていました。悪夢は家族にも影響を及ぼし、妻のアリスは医者に診てもらうことを勧めます。仕事でもミスを重ねるピーターに、上司のデヴィッドは病院を紹介しますが、彼は病院へ向かう途中で同じ悪夢を見たという男に出会い、悪夢が現実になることを告げられます。ピーターは望遠鏡を購入し帰宅しますが、その夜、彼の住む街は悪夢に見た光景とそっくりの宇宙船による攻撃を受けます。

アパートは攻撃に遭い、ピーターは娘のハンナとルーシーを救出しようと奔走します。宇宙服を着た異星人の地上部隊がアパートを襲撃し、人々を殺戮していきます。ピーターは異星人の銃を奪いますが、発砲することができません。一家は屋上で再会し、窓掃除のリフトで脱出しようとしますが、リフトは途中で故障し、再び建物の中へ逃げ込むことになります。

幻視の記憶から、ピーターは自分の働く工場が安全な場所であることを思い出します。家族と共に工場へ向かうことを決意しますが、その道中、宇宙船の攻撃によって仲間を失い、アリスも重傷を負ってしまいます。工場にたどり着いたピーターは、デヴィッド率いるレジスタンスに出会い、彼らが長年この侵略に備えてきたことを知ります。捕虜となっていた異星人が、アリスを救えると言い、ピーターは彼に妻を託します。

異星人はアリスの体を切開し、彼女が人造人間であることを明かします。そして、ピーターたちも同様だと告げ、補助動力源が必要だと訴えます。ピーターは自らの体を切開し、動力源を異星人に託し、アリスは救われます。

ピーターは過去の記憶を取り戻します。彼らは人造人間であり、人間たちとの対立の末、地球を追われたのでした。ピーターとアリスは、人間の両親に育てられていたハンナとルーシーを見つけます。良心の呵責と恐怖を忘れるため、ほとんどの人造人間は記憶を消すことを選択したのでした。

アリスが回復したとき、異星人はマイルズと名乗り、人間は長く火星に住んでいることを明かします。マイルズは、人造人間を怪物として教え込まれて育ったと言い、子供たちを殺すことには耐えられないと告白します。

人間たちが工場に侵入し、ピーターとアリスはマイルズと別れ、娘たちを探しに地下へ向かいます。避難列車に乗り込み工場を脱出する間際、デヴィッドは、自分を含む少数の人造人間が記憶を修正せず、人間の侵略に備えていたことを告げます。ピーターはマイルズのことを思い出し、いつの日か平和が達成できるのではないかという希望を抱きます。

キャスト

マイケル・ペーニャ：ピーター（遠藤純一）
リジー・キャプラン：アリス（山根舞）
マイク・コルター：デヴィッド（竹田雅則）
アメリア・クラウチ：ハンナ（石田さくら）
エリカ・トレンブレイ：ルーシー（須藤風花）
イズラエル・ブルサード：マイルズ（小川ゲン）

製作

本作の脚本は2013年のブラックリスト入りを果たしていました。監督は当初ジョー・ジョンストンが予定されていましたが、後にベン・ヤングに交代しました。主演もジェームズ・マカヴォイからマイケル・ペーニャに変更されています。

公開と評価

ユニバーサル・ピクチャーズは当初劇場公開を予定していましたが、後にNetflixが配信権を獲得しました。批評家からの評価は高くありません。

外部リンク

エクスティンクション 地球奪還 - Netflix
Extinction - IMDb（英語）
* エクスティンクション 地球奪還 - Box Office Mojo（英語）

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