山根舞

山根 舞（やまね まい）

概要

山根舞は、1980年9月15日に東京都で生まれた日本の女優および声優であり、演劇集団円に所属しています。幼少期から両親の人形劇団の影響を受けながら育ち、演技の道を志すようになりました。

人物背景

山根は、人形劇団を営む両親のもとで育ちました。父は人形劇団プークから独立し、人形劇団ポポロを設立した山根宏章であり、NHKの番組『ひげよさらば』では主役を演じた実績があります。この家庭環境により、山根は早くから舞台に親しむことができ、彼女の初舞台は9歳の時に『ピノッキオ』でのピノッキオ役として登場しました。

美術にも興味を持った彼女は、武蔵野美術大学に入学し、絵本やグラフィック・舞台美術を学びます。卒業後はグラフィックデザイナーとして2年間働きますが、演劇の世界で活動する兄の姿を見て、より自由な表現を求める気持ちが芽生え、2004年に退職。そして、演劇集団円の研究所へ入所しました。

演劇活動

2006年、山根は演劇集団円に正式に加入。初の公演として『あらしのよるに』に参加し、全国各地での旅公演を経験します。入団当初は代役や裏方としての経験も多く、地道に技術を磨きました。その後、小劇場や数々の劇団での公演にも出演し、パフォーマンスの幅を広げていきます。

2009年からは声優としての活動もスタートし、さまざまなキャラクターの声を演じるようになりました。子供から老け役まで幅広い年代の役を担当しており、特に10代から20代の女性キャラクターを多く演じる傾向があります。

出演作品

舞台

• - ピノッキオ（ピノッキオ役）
• - あらしのよるに（リス役）
• - 新ハムレット（ガーツルード役）
• - クライムス・オブ・ザ・ハート（ベイブ役）
• - 三人姉妹（マーシャ役）

テレビドラマ

• - やっとかめ探偵団（加藤恵子）

映画

• - SPACE BATTLESHIP ヤマト（技術班隊員）

テレビアニメ

• - コンクリート・レボルティオ（東崎倫子）
• - 僕のヒーローアカデミア（ウワバミ）
• - AIの遺電子（ケンジ）

ゲーム

• - キングダム ハーツIII（ハニー・レモン）
• - ファイナルファンタジーXVI（ミド）

吹き替え

彼女は多くの海外映画やアニメーション作品の吹き替えも手掛け、多才な声の演技でさまざまなキャラクターを魅力的に表現しています。例えば「アイ・アム・ナンバー4」や「ハンソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」での役柄を演じました。

結論

山根舞は、演劇タイ・アニメーションの両方において独自の存在感を放つ、日本の幅広い才能を持つ女優です。彼女のキャリアは、様々な舞台や声での表現を通じて、多くの人々に感動を与え続けています。

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